壁に近づいたら温度が変わる?!ブラインドサッカーの難しさと魅力


スポーツメイトアンバサダーの菊池です。今回は視覚を遮断して行なうサッカー、ブライドサッカーの体験談をご紹介いたします。ブラインドサッカーのルール、面白みや魅力も一緒にお伝えさせていただきます。

ブラインドサッカーとは?

160912_1

フィールドプレーヤーの4人はアイマスクを着用しプレーします。フットサルのルールを基本とし、そこにブラインドサッカー特有の要素が加わります。ゴールキーパーは目の見える晴眼者か弱視者が行い、選手へ指示を出します。フットサルと異なるのが、相手ゴールの裏に構えて指示を出すガイドがいることです。ガイドやキーパーの指示の声を活かして、プレーすることが勝利の鍵となります。また、コートの両サイドラインにはフェンスが設置されています。フェンスを活用したパスなども見どころのひとつでもあります。また、ボールを奪いに行くときには「ボイ!」と声をだすのもブラインドサッカー特有のルールです。

ブラインドサッカーの体験会に参加!

160912_3 ブラインドサッカー初心者である私は経験者の方に初めに言われたことが「壁に近づいたら温度が変わるから!感じろ!」というものでした。しかし、そんなこと言われてもどんなものか全くわかりませんでした。実際、やってみると確かに何となく感じますね。

そして、いざブラインドサッカーがスタート。視覚を遮断されているため、ゆっくりとした競技かと思っていましたが、全くの誤解でした。ボールは「シャカシャカ」となる特殊なボールなので、ボールの位置こそわかりますが、敵も味方も位置がわからず、恐怖すら感じました。そして、ボールを持った瞬間、「ボイ!」という声で相手が迫ってくるのが事前に伝えられます。しかし、来るとわかっていても視界が遮断されているため、何とも言えない大きな緊張感に襲われました。即座にパスを出したのですが、どうやら味方ではなく、敵にパスを出していたようです。視界を封じられるとこれほどサッカーが難しいのかと心の底から実感しました。

しかし、それは相手も同じこと。偶然、手にしたボールをガイドの声を頼りにシュートを打ったところ、見事、ゴール!眼が見えない分、大きな達成感を得ることができました。

自ら発信しないと何も始まらない!

160912_4 フットサルと違い、ボールを蹴る前にエクササイズがありました。アイマスクをした状態で「皆で協力しながら壁に向かって横一列に並ぼう!」というものでした。誰かが声を出さなければ何も始まらない状況に少し緊張する私。誰が一番に「僕の周りに集まって皆で手を繋ぎましょう!」などと言うのか。誰が二番目に声を出すのか?そんな微妙な空気の中なので、メンバーの性格が如実に表れます。そのため、企業研修などでもよくこのエクササイズは行っているみたいですよ。

まとめ

健常者は「非日常」の世界に入り、視覚障害者にとっては「日常」の世界で戦うブラインドサッカー。まさに平等なスポーツを見事体験できる競技でした。パラリンピックの正式競技としても採用されているので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください!見えない世界の向こうに、見える世界が視えてきますよ。

プロフィール

kikuch_01

パソナ・スポーツメイトアンバサダー
菊池 康平(きくち こうへい)

1982年7月27日生まれ 海外でプロサッカー選手になる夢を達成するべく、大学時代より複数の国の海外チームに飛び込みで挑戦。2008年にパソナを1年休職して渡ったボリビアでプロ契約を果たした。現在は16ヶ国でサッカーに挑戦した経験を夢先生などの活動を通して子供たちに伝えている。また、パソナスポーツメイト事業にてアスリートへの就労支援にも従事。