菌によって潜伏期間が違う!?食中毒の原因や症状とは


食中毒は原因となる菌によって、症状や潜伏期間に違いがあります。食中毒は、食事をした後にお腹が痛くなるというイメージがあるかもしれませんが、数日経ってから症状が現れることもあります。食中毒の症状や原因となる菌、潜伏期間などについてまとめました。

食中毒の主な症状や潜伏期間

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食中毒は下痢や嘔吐、腹痛が主な症状ですが、発熱を伴うこともあります。食中毒の下痢は、水のような状態であることが多く、粘液や血液が混じるケースもみられます。潜伏期間は原因となる菌や食べた量によって異なり、0.5日程度とその日のうちに症状が出るものから、8日間という菌までさまざまです。

食中毒の原因となる菌には、感染型と毒素型の2種類があります。感染型は細菌に感染した食品を摂った後、体内で細菌が増殖して起こります。毒素型は、食品の中で細菌の増殖によって発生した毒素を摂取することで発症するものです。

潜伏期間はさまざま!主な「感染型」の菌の症状や潜伏期間

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感染型の菌には、鶏肉からの感染が多い「カンピロバクター菌」、主に卵や鶏肉から感染する「サルモネラ菌」、多様な食品からの感染がみられるO-157などの「腸管出血性大腸菌」などがあります。潜伏期間は、「カンピロバクター菌」は1~7日、「サルモネラ菌」は半日から2日、「腸管出血性大腸菌」は3~9日です。「サルモネラ菌」では38度前後の熱が出ることがあり、「腸管出血性大腸菌」は高熱がでることは稀ですが、O-157は人からも感染し、子どもや高齢者は合併症を起こしやすいので注意が必要です。

潜伏期間が短い!主な「毒素型」の菌の症状や潜伏期間

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毒素型の菌は、おにぎりやサンドイッチ、弁当類からの感染が多い「黄色ブドウ球菌」、真空包装食品や発酵食品が発生源となることのある「ボツリヌス菌」などがあります。毒素型は潜伏期間が短いのが特徴で、「黄色ブドウ球菌」は2~4時間、「ボツリヌス菌」は4~36時間です。「黄色ブドウ球菌」による食中毒は1日で回復することが多いですが、「ボツリヌス菌」によるものでは、めまいや頭痛、呼吸障害を伴うことがあります。

まとめ

食中毒は原因となる菌によって潜伏期間が異なるため、食中毒と気づきにくいこともあります。食中毒が疑われる症状が現れたら、脱水を防ぐために水分補給をし、医療機関を受診しましょう。