アジア初のメダル獲得の偉業を達成!


日本にも山や川などはありますが、カヌーをする文化がないのが現状です。日本だけでなく、アジア全体でも競技人口が少ないため、アジア圏の国がメダルを獲得することはありませんでした。そんな中、今回のリオ五輪では日本人が初の偉業を達成しました!

アジア人初の快挙!銅メダルを獲得!

カヌースラローム男子カナディアンシングル決勝に出場した羽根田卓也選手。3位入賞が決まると思わず、顔を覆い、男泣きをしてしまったその姿には並々ならぬ想いが込められていました。準決勝はトップと3.21点差の98.84点で6位で通過し、決勝へ進出。途中でロスをしても次で取り返せばいいだけと常に言い聞かせ、常に集中力を途切らせることなく、レースに集中したといいます。しかし、強豪選手が次々とポールにぶつかり、脱落していくにも関わらず、羽根田選手は24本のポールに一度もぶつかることなく、繊細なレースを展開。積極的に攻める姿勢と天性のバランス感覚を見事使いこなし、銅メダルに輝きました。

3度のオリンピック出場で銅メダル獲得!

そんな羽根田選手のオリンピック初出場は2008年北京オリンピック。当時は14位と惨敗に終わり、世界の壁の高さとアジア人の限界を示した大会でもありました。しかし、2012年ロンドンオリンピックではミスを繰り返してしまい、7位入賞。しかし、前大会よりも確実に技術は向上しており、どんどん順位を上げていき、今回のリオデジャネイロオリンピックでついにアジア人初の銅メダルを獲得しました。愛知県カヌー協会理事長の父に影響を受け、小学校5年生の時からカヌーを経験。高校卒業と同時に過去5大会でメダル15個を獲得している強豪スロバキアへ単身で武者修行に向かったというハングリー精神の持ち主です。

逆境と互いに励まし合える友人

羽根田選手が取り組むカヌーは、日本はもちろん、アジア圏内の競技人口も少なく、決して恵まれない環境でもあります。また、単身でスロバキアへ武者修行に行ったが言語の壁に苦労したと漏らしています。しかし、その逆境こそが彼の技術力の向上にもつながったようです。さらに事故により障害を負ってしまった高校からの同級生がおり、リハビリ中の彼とお互い励まし合いながら、競技に取り組んだと明かしています。競技の普及にはまだまだ問題点がありますが、認知度はどんどんと上げていきたいとインタビューで語っていらっしゃいました。

まとめ

オリンピックの度にメダルを獲得と期待される選手が注目されますが、注目されずとも地道に孤軍奮闘し、歴史に名を刻む選手がいることも忘れてはいけません。アジア人初のメダル獲得という偉業を達成した羽根田選手はこれからも邁進し続けることでしょう。