ユニフォームもかわいい!女子に人気のラクロスに挑戦してみよう


ラクロスに興味があるけれど、初心者にできるかどうか不安に思っているあなた。ラクロスは、実は初心者にこそおすすめしたいスポーツなのです。ラクロスについて簡単にまとめたので、まずは少しずつ理解を深めてみませんか?

女子に人気のラクロスってどんなスポーツ?

ラクロスとは、 棒の先に網を張った専用のスティック(クロス)を使い、直径6センチの硬質ゴムでできたボールを奪い合ってい、小さなサッカーゴールのようなゴールへシュートを打つスポーツです。現在は1チーム男子10人・女子12人で、約100m×55mの競技フィールドで行われます。
プレイヤーはクロスの中にボールを入れたままフィールドエリア内を走り、味方にパスを繋ぐなどして敵をかわしつつゴールを目指しますが、パスを受けるのも、転がったボールを拾うのも全てクロスを使って行います。そのため、初心者はまずクロスの扱いに慣れることが必要になるでしょう。

メンバーとのチーム連携でボールをゴール前まで運び、ゴール前を守っている敵チームのゴーリー(ゴールキーパー)をかわしてシュートを決める様子は、ホッケーまたはアメリカンフットボールに雰囲気が似ています。また、女子ラクロスは服装がポロシャツとミニスカートという、他のスポーツと比べてファッショナブルで華やかな点が人気で、「ユニフォームがかわいかったから」という理由でラクロスを始めたという人もいるようです。

ラクロスはカナダの国技であり、アメリカではプロリーグもあるほどメジャーなスポーツですが、日本ではまだ認知度が高いとは言えません。国内にプロチームはないので、主に大学の部活動や、社会人ではクラブに所属して活動します。国内トップクラスのプレイヤーでも、キャリアは大学生からという人がほとんどです。
また、ソフトラクロスというこどもでも安全に楽しめるように開発されたものがあるので、今後は幼少からキャリアを積んだ日本人ラクロス選手が誕生するかもしれません。

もともとはスピリチュアルな行事だった?ラクロスの意外なルーツ

Active little kids playing lacrosse

ラクロスの発祥の地はカナダですが、カナダ周辺の北米先住民族が始めたとされるこのスポーツは、もともとはこの世と精神世界との交流を目的として行われる、神聖な儀式でした

現代に伝わるエピソードのひとつとして、昔の北米で、この世界を支配する部族を決定するためのゲームとしてラクロスが用いられたという説があります。広大な土地を舞台に、100人とも1000人とも伝わる大人数で行われた大イベントだったのだとか。
北米先住民族であるイコライ族にとって、今でもラクロスは特別なスポーツです。ラクロスを創造した先代の血を継承するという意味をも含む「神聖なスポーツ」として大切にされています。

ところで「ラクロス」の名前は、実はクロスが由来になっています。ヒュウロン族のゲームをしている様子を自国に報告したフランス人宣教師が、ゲーム内で使われていたスティックが修道士の儀式で携帯する杖に似ているということから、このゲームをラクロス(la crosse クロスは杖の意味)と名付けたということです。

日本でのラクロスの歴史はまだ新しく、1986年に初めて日本にラクロスを導入したのは、慶應義塾大学の学生でした。「雑誌で見かけた、このスポーツをやってみたい」という学生と、「日本にラクロスを広めたい」という思いを持った日系外国人が出会ったことで、ラクロスが日本に根を下ろすことになったのです。

ユニフォームのかわいさだけじゃない!ラクロスの魅力

プレイのスピード感は、ラクロスの大きな魅力のひとつ。広いフィールド内を縦横無尽に駆け巡り、瞬時に起こる攻守の切り替え、ゴール前での迫力ある攻防は、プレイする側はもちろん、観戦している側もおおいにエキサイトできるスポーツです。
特に男子ラクロスはクロスで敵を叩くなどの激しい接触プレイがあり、ボールのやりとりが速すぎて、時に見失ってしまうほど。シュート時のボールの時速は、トッププレイヤーなら160kmを超えるとも言われます。このように迫力があって素早い試合展開から、男子ラクロスは「地上最速の格闘球技」とも言われているのです。

また日本におけるラクロスの歴史が浅いことから、世界に通じる日本流のラクロスがまだ確立されておらず、戦略やチームの構成術にまだまだ開発の余地が残されているのも面白いところ。現在、日本のラクロスプレイヤーたちは、サッカーやアメリカンフットボールの試合を見てヒントを得るなど、チーム独自の工夫を重ねています

そして、今まで身につけてきた他スポーツの技術を、個々それぞれに発揮してチームに貢献できることも、ラクロスの大きな魅力です。
たとえばバスケットボールの経験者は、独自のフットワークで敵をうまくかわすことができます。テニスの経験者はクロスの扱いが上手で、剣道経験者は相手のクロスを叩いてボールを落とすことが得意など、今までのスポーツ体験を活かすことができるのです。
「心機一転、新しいスポーツに取り組みたい」という方にはぜひおすすめしたいスポーツです

まるで別のスポーツみたい?ラクロスのルールは男女で違う!

ラクロスには男子ラクロスと女子ラクロスがありますが、実は男女でルールが大きく異なります。いっそのこと別のスポーツと捉えた方が分かりやすいでしょう。それでは具体的にどう違うのか、簡単にご説明します。

男子ラクロス

  • 試合に出場する際の、1チームの人数は10人。
  • アタック(前衛)3人、ミッドフィルター3人、ディフェンダー3人、ゴーリー(ゴールキーパー)1人で構成される。
  • 試合時間は20分を4回(クウォーター制)
  • プレイヤーはヘルメット、マウスガード、ショルダーパッド、エルボーパッド、グローブなどの防具をつける
  • クロスは金属製
  • 接触プレイが可能。たとえばスティックで相手を叩き、ボールを奪うこともできる。

女子ラクロス

  • 試合に出場する際の、1チームの人数は12人
  • アタック(前衛)4人、ミッドフィルター3人、ディフェンダー4人、ゴーリー(ゴールキーパー)1人で構成される。
  • 試合時間は25分を2回(ハーフ制)
  • プレイヤーのユニフォームは、上はポロシャツ、下はミニスカートかショートパンツ。
  • 防具はつけないが、マウスピースを必ず着用する
  • クロスは木製または金属製
  • 接触プレイは禁止だが、相手のクロスを自分のクロスで叩いてボールを落とすことが許可されている。

その他、オフサイドや反則のルールも、男子と女子でかなり違います。特に女子は、ケガを防ぐために多くの禁止事項が決められています。

男女ラクロスの違いは、実際に観戦してみるとよく分かるでしょう。男子は接触プレイが多いためスリリングでパワフル、女子はスピーディーでシャープな印象です。男子のプレイは接触がハードで、ボールの速度も速く、特にシュート時はボールを見失ってしまうほど。かなりエキサイティングに楽しめることでしょう。

ラクロスはどこで体験できる?

ラクロスにちょっと興味が出てきた人は、ぜひ体験会に足を運んでみましょう。ラクロスの体験会は、主に東京や横浜などの首都圏で開催されています

ラクロスの公式機関は「日本ラクロス協会」 です。全国7か所に事務所を構え、ラクロスの全国大会の開催や、ラクロスの普及活動を行っています。初心者参加可能の体験会を開催することもあるので、公式サイト で調べるか、問い合わせてみるといいでしょう。

また、社会人・一般人対象のクラブチームでも初心者を募集していることがあります。学生時代からの経験者がほとんどですが、もし近くにラクロスのチームがあれば、体験したい旨を相談してみてください。

まとめ

ラクロスは大人になってから始めても、これまでの経験を活かして楽しめるスポーツです。新しいスポーツに取り組んでみたい、という人は、思い切って始めてみてはいかがでしょうか。近くで試合がある時は、ぜひ一度足を運んでプレイの様子を楽しんでください。

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