あえて別の競技にトライ!アスリートが行うクロストレーニングとは


スポーツをする上で運動能力をアップさせるためには、それぞれの競技に特化した専門性の高い筋力トレーニングや体力作りを行うべきと思っている人も多いのではないでしょうか。そんな人に是非知って欲しいのが「クロストレーニング」。トップアスリートたちの練習にも積極的に取り入れられていると言われています。今、自分が行っている競技やトレーニングと照らし合わせて、この機会に新しく取り入れてみましょう。

 

様々なスポーツで導入されているクロストレーニング

「クロストレーニング」とは 、筋力・心肺機能あるいは持久力・瞬発力などの諸能力が片寄らないように、複数の運動やトレーニングを組み合わせて行うトレーニング方法です。つまりは、自分の専門競技以外の種目をあえてトレーニングとして取り入れることを言います。

プロ野球選手がオフシーズンにトレーニングの一環でサッカーをする光景をよく目にすることがありますよね。また、マラソン選手が水泳や自転車で心肺機能の強化を図ったり、また同じ競技でも瞬発系種目の短距離選手が持久力系種目の長距離練習を行ったりすることもクロストレーニングです。

「持久力」、「バランス力」、「瞬発力」など、新たな運動能力の開発やコンディション維持につながるトレーニングとして、様々なスポーツで導入されています。

 

クロストレーニングの特長とは

では、クロストレーニングを行うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。

まずは、「筋力バランスの改善」が期待できるとされています。多くのスポーツでは、身体の一部や片方だけの筋肉、関節を動かすことが多いですよね。例えば、サッカーは足をメインに使う競技なので圧倒的に上半身より下半身を多く使い、野球のピッチャーは、片腕で投げる動作の繰り返しです。従って、どうしても特定の動きが多くなり、同じ筋肉ばかりを使うため、筋力に偏りが生まれます。

そこで、専門競技以外を取り入れることで今までとは違った動作が加わり、普段あまり鍛えていない、もしくは、鍛えにくかった部分の筋肉を自然と使うことになります。偏っていた筋力が改善され、全体的な運動パフォーマンスの向上に役立つというわけです。

 

ケガの予防、さらにはリフレッシュ効果も!

運動能力の向上だけでなく、「ケガの予防」にも効果的とされているのもポイントです。ケガは特定の動作を繰り返し、一つの関節動作や筋肉群を使い続けた結果、過剰な負荷がかかり、他の部位とのバランス不均衝が生じることで起こりやすいと言われています。クロストレーニングを行い、「筋力バランスの改善」を図ることで、運動量を維持しながらケガのリスクを減らす。ケガをしないための身体作りの一つとして、クロストレーニングを取り入れるのも重要な要素です。

これらの特長がうまく組み合わさっている競技が「トライアスロン」。水泳、自転車、マラソンの3種類を一度に続けて行うトライアスロンは、使う関節や筋肉などがそれぞれ異なるため、身体への負荷もバランスが良く、他の競技に比べて比較的ケガが少ないとされていることから、“究極のクロストレーニング”とも呼ばれています。

また、専門競技以外のスポーツや運動を楽しみながら行えば、大きな気分転換になります。普段と違う道具を使い、異なる動きのトレーニングメニューを行うことは大きな刺激となり、専門とする競技やトレーニングでのマンネリ化を解消。モチベーションの維持にもつながります。肉体面だけでなく、精神面でもメリットがあるトレーニングと言えるのではないでしょうか。

 

うまく取り入れてパフォーマンスアップ

クロストレーニングに挑戦するにあたり、取り入れやすい代表的なスポーツそれぞれの特長をみてみましょう。

水泳

全身運動であり、主に持久力やスタミナアップに活用。筋のリラクゼーション効果、疲労回復効果も。

サッカー

間欠的に走り続けるため、心肺能力や筋持久力の向上、下半身の筋力強化が期待できます。

ボルダリング

腕や足の筋肉を鍛えるだけではなく、体幹の強化、バランス能力の向上につながると言われています。

バドミントン、テニス

腕の振り、しなり、肩甲骨の上手な使い方を身体で覚えることで、上半身をうまくコントロールする能力などを習得できます。

 

自分の専門競技にはない動きをこれらのスポーツから取り入れて、効果的なパフォーマンスアップを目指しましょう。

 

スポーツ以外でも応用してみよう!

「クロストレーニング」の考え方は、仕事やプライベートでも応用することができます。それは、ある程度決まったルーティンをこなすというマンネリ化から抜け出し、まったく新しいことにチャレンジするということです。特にプライベートから始めるのが簡単かもしれません。

例えば、絵を描くことや、歌うこと、日記を始めることなど何でも構いません。ただし、得意なことではなくやったことがないことに挑戦し楽しむことが重要です。

失敗を恐れず思い切り何かをやること、それを毎日続けることで、必ず見えてくることがあります。また、これらの積み重ねが、直接的であれ間接的であれ仕事にも良い影響が出てきます。結果的にあなた自身の可能性を広げる大きなトレーニングになっているに違いありません。

 

まとめ

競技はもちろん、仕事やプライベートにも応用できる「クロストレーニング」は、今日からでもすぐに実践できるものです。将来に向け、自分のいろいろな可能性を広げるためにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

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