人気急上昇!山やタワーを駆け登る「スカイランニング」


「スカイランニング」という競技をご存知ですか?「空(sky)を走る(running)」、つまり空へ向かって駆け登るランニング競技です。どのようなスポーツなのか、そして大会はどこで開催されているのかなど、ここ数年で人気急上昇中のスカイランニングの魅力についてご紹介します。

「スカイランニング」ってどんな競技?

スカイランニング(skyrunning)とは、標高2000m以上の山岳をはじめ、超高層ビルやタワーなどを駆け登って(下って)スピードを競うスポーツです。

元々は、どれだけ早い時間で山頂へたどり着くことができるかを競う「スピード登山」が進化した競技。フルマラソンは42.195キロを水平方向(→)に走って移動しますが、スカイランニングは山岳や高層ビル、タワーなどを垂直方向(↑)に登って移動します。

つまり、フルマラソンではスピードと水平距離(フル・ハーフ・ウルトラマラソンなど)が競技において重要ですが、スカイランニングではスピードに加えて水平距離よりも垂直距離や標高差が重要になります。

ですが「ランニング」だからといって、全ての登山道を走り続けるわけではないのでご安心を。自分の体力に合わせて登りは歩き、平地や緩やかな下りなど走れそうなところだけを走ればよいのです。

体力に自信があり「険しい斜面をガンガン走りたい!」という方には、急傾斜地を駆け登る「バーティカル(vertical)ランニング」がおすすめ。レースも比較的短時間で終わるため、レース後の時間を山頂で有意義に使うこともできますよ。

 

日本でも100年以上前からあった「スカイランニング」

耳慣れないため新しい競技のようにも感じるかもしれませんが、日本におけるスカイランニングの歴史は結構古いものになります。

およそ100年前から「登山競走」と呼ばれ親しまれており、1913年に富士山を一気に駆け登る「富士登山競走」が静岡県御殿場市で開催されたという記録も残っています。「富士山を一気に走って登るなんて…」と思うかもしれませんが、毎年参加希望者が殺到する人気レースとして、現在も全国から健脚自慢のランナーが集まります。

 

スカイランニングの魅力とは?

垂直距離や標高差が重要となるスカイランニングにおいては、標高2000m以上の山がレースの舞台として選ばれることが多くなります。そのため、レース途中やゴールとなる山頂などから見える景色はバツグン!心肺機能をフル活動させ、自分の脚で駆け抜けてたどり着いた頂上からの絶景は、何よりのご褒美です。

また、険しくテクニカルな斜面を駆け下るスピード感は、ジェットコースターに勝るとも劣らないほどスリリング!遊園地やテーマパークでは一瞬で終わるあのドキドキを、自然の中でマイペースに何時間も楽しむことができます。そして、春は花、夏は青葉、秋は紅葉と、季節の変化をダイレクトに感じられるのも大きな魅力の一つでしょう。

 

山やスキー場、超高層ビルがスカイランニングの舞台に

標高2000m以上の山が主な舞台となるため、日本アルプスをはじめ、山梨や静岡、長野、群馬、山形といった東日本エリアの山やスキー場がスカイランニングのメッカになっています。西日本では、びわ湖バレイで大規模なレースが開催されています。

近頃は、都市型スポーツとしてタワーや超高層ビルを一気に駆け登るイベントも急増中。日本では東京タワー階段競争や、あべのハルカス階段垂直マラソンなどが開催されています。

 

どんなアイテムがあれば始められるの?

スカイランニングに必要なアイテムは、基本的にランニングと同じ。ただし、急な山を走る場合はトレイルランニング用の滑りにくいシューズを履き、長い時間走る場合は、水分や補給食、絆創膏やテーピングなどを入れたファーストエイドセットが入れられるトレランザックを背負うようにしましょう。山頂は日差しがきついので、紫外線対策もマスト。レースによっては、必携装備品として手袋やストックなどが指定されることもあります。

また、帰りはロープウェーやバスなどの乗り物を使って下山するケースもありますので、交通系ICカードや多少のお金を持っておくと安心でしょう。

 

まとめ

ゴールのご褒美は、何と言っても頂上にたどり着いた人しか見られない絶景!斜面や階段を一気に駆け上がる爽快感はクセになるかもしれませんよ。マラソンで自己ベストを達成してモチベーションが下がってしまっている人や、山登りが好きな人にもオススメの「スカイランニング」。次の新たな目標として、あなたも挑戦してみませんか?

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