別名“スポーツ界のチェス” スカッシュでボールを打ってストレス発散!


今回ご紹介するのは、「スカッシュ」というエキサイティングなインドアスポーツ。現在、世界に約2,000万人のプレイヤーがいるとされ、別名「世界一健康的なスポーツ」「スポーツ界のチェス」などとも呼ばれています。今回は、その魅力やルールをご紹介します。

 

185カ国で約2,000万人がプレイする、イギリス生まれのインドアスポーツ

スカッシュ発祥の地はイギリス・ロンドン。諸説ありますが、19世紀の初めに囚人たちが監獄内でボールを壁打ちしていたのがはじまりとされています。スカッシュという名称は、やわらかく手で握りつぶせる(squash:押しつぶす)ボールを使っていたことに由来するのだそう。現在では185カ国でプレイされており、日本でも全日本選手権、全日本ジュニア、マスターズカーニバルなど多くの大会が開催され、年代を問わず親しまれています。

最近では、2020年の東京オリンピック追加種目の最終選考に残ったことでも話題になり、今後ますます人気の高まりが予想されているスポーツです。

 

前後左右の壁にボールを打ち返す!スカッシュのルールとは

次に、スカッシュの大まかなルールをご紹介します。「ボールをラケットで打つ」「ラリー制で点数を競う」という点はテニスと似ているものの、壁打ちという特徴や使用するボールの違いに、テニス経験者でも苦戦することがあるのだとか。

コート

四方の壁に囲まれたコートの中でゲームを行います。コートのサイズは縦9.75m、横6.4m、高さ5.64m以上で、縦横はテニスの1/4ほどのスペースです。

サーブ

2人のプレイヤーが正面の壁(フロントウォール)に向かって並んで立ち、サーブからゲームをスタートします。
サービスボックスに片足か両足を入れた状態で、フロントウォールの「サービスライン」と「フロントウォールライン」(フロントウォールのアウトライン)の間にサーブを打ちます。

ラリー

相手の打ったボールを、ノーバウンドかワンバウンドで打ち返します。床に当たったバウンドだけをバウンド数としてカウントするため、左右や後ろの壁に当ててフロントウォールに返したボールも有効です。ボールを打ち返すまでにツーバウンドしたときや、ボールが壁に届かなかった場合は、相手の得点になります。ラリーが終わるまでプレイヤーが交互にボールを打ち合います。

ゲーム

1ゲームは11点先取で、スコアが10-10になったとき(タイブレーク)は、どちらかが2点リードするまでゲームを続行します。通常1試合は5ゲームマッチ(3ゲーム先取)で行いますが、3ゲームマッチ(2ゲーム先取)で行われる場合も。ゲーム間の休憩時間は、90秒となります。

レットプリーズ

相手に遮られてボールを打ち返せない場合、プレイヤーはレフリーに「レット プリーズ」と呼ばれるプレイのやり直しを主張することができます。レフリーは、ボールの状況などを判断して、「レット」(やり直し)・「ストローク」(得点を与える)・「ノーレット」(失点する)のうち、いずれかの判定を行います。

 

基本はラケットとボールがあればOK!スカッシュに必要な道具とプレイできる場所

専用ウエアやシューズもありますが、基本的にはラケットとボールの2つがあればスカッシュを始められます。たくさんの汗をかくため、タオルやドリンクもしっかり準備してプレイに臨みましょう。

ラケット

ラケットの大きさはテニスとほぼ同じですが、狭い場所でのスイングを可能にするため軽量化されています。テニスのラケットがだいたい250~350gなのに対し、スカッシュのラケットは110~200g。公式ルールでは、ラケットの最大重量は255g、長さは最大68cmまでと決められています。

ボール

スカッシュでは、中が空洞になった直径4cmのゴム製ボールを使用します。弾みやすさなどによっていくつかの種類がありますが、見分け方は、ボールに打たれた黄色いドット(点)の数。やわらかくて弾みやすいのはドットが1つのボール(シングルイエロードットボール)で、公式試合で使われているのは固めの黄色い点が2つあるボール(ダブルイエロードットボール)です。初心者には、弾みやすいシングルイエロードットボールが適しています。

ゴーグル

スカッシュは60㎡ほどの小さな空間でプレイするため、速度の速いボールが体に当たることがしばしばあります。トップ選手が打ったボールは時速200kmを越えることもあり、ボールが直接眼球に当たった場合は最悪失明する可能性も。目を保護するゴーグルを着用すれば、安全にスカッシュを楽しめます。

コート

大手スポーツクラブには、四方を壁で囲まれたスカッシュの専用コートが準備されているところもあります。公式協会のサイトには、全国のスカッシュコートのリストが掲載されていますので、会社や自宅の近くのコートを検索してみてはいかがでしょうか?ラケットやシューズなどの道具をレンタルできる施設も多いので、仕事帰りに利用するのもおすすめです。

スカッシュの醍醐味は、運動効果の高さと頭脳プレイの面白さ

「世界一健康的なスポーツ」とも呼ばれるスカッシュ。テンポの速いラリーが続くので、短時間でもかなりの運動量になります。スカッシュを1時間行ったときの消費カロリーは、700kcal前後。これはジョギング約2時間分に相当します。効率よく高い運動効果を得られることから、ダイエット目的でスカッシュを始める方も多いのだとか。

一方で、スカッシュには「スポーツ界のチェス」と呼ばれるほど、頭を使う知的なスポーツという側面もあります。人気ミステリードラマで、物理学者の主人公の趣味がスカッシュだったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。前後左右の壁を使って、相手の動きを先読みした配球を考える頭脳戦も、スカッシュの醍醐味です。上級者になると、まさにチェスさながら、相手を思いのままに動かすことができるようになるのだそう。

 

まとめ

ストレス発散、運動不足解消、頭脳プレイなど、いろいろな楽しみ方ができるスカッシュ。シンプルな道具で始められるので、初心者にもオススメです。思いっきりボールを壁に打ち込んで、日常のストレスを発散しましょう!ぜひ機会を見つけてチャレンジしてみてくださいね。