サッカー代表入りよりも狭き門?W杯サッカーを支える国際審判


W杯をはじめ、サッカーの大きな国際試合で主審を務める国際審判。選手と共に90分走り切り、審判を不満とするスター選手に毅然とした態度を取る姿、素晴らしいです。サッカーの審判の中でもほんのわずかしかいない、国際審判について紹介します。

超難関!W杯サッカーで審判をするにはどうしたらいいのか?

Soccer ball on sports field

現在日本では、日本サッカー協会(JFA)の元、1級、女子1級、2級、3級、4級の審判員資格があります。審判になるには、各都道府県サッカー協会が開く4級審判員取得講習会を受講し、さらに上級に行くには、各級の昇給試験を受けていかなければなりません。4級審判員は都道府県サッカー協会の下にある各支部や地区協会、市区郡町村にある団体などが主催する試合を審判でき、3級審判員は都道府県協会が開く試合を、2級は地域協会が主催する試合を、1級と女子1級の審判員は、JFAが行う試合の主審ができます。Jリーグの審判は1級審判員の資格が必要で、半年ごとに実績などが評価されて選出されています。

さらにその上の国際審判員(男女共に主審や副審)になるためには、1級審判員または女子1級審判員の資格が必要で、その中からJFAやFIFAに選出・推薦され、FIFAの承認を得て認定されます。国際審判員は、国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)の指定する国際試合の審判を担当します。

日本人にもいた!サッカー国際審判

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2016年7月現在で、日本にはサッカー男子に主審7名、副審9名、サッカー女子に主審3名、副審4名の国際審判員がいます。2014年の全国のサッカー審判員の数が250,902名ですから、国際審判員になるのがいかに狭き門かわかりますね。 2014年のW杯ブラジル大会では開幕戦ブラジル対クロアチア戦で名誉ある主審に西村雄一さんが、そして副審に相楽亨さんと名木利幸さんという日本人チームが選ばれて話題となったこと、ご記憶の方も多いと思います。
また、海外の国際審判員では、2002年のW杯日韓大会の決勝トーナメント1回戦で日本対トルコ戦の主審を務めたイタリアのピエルルイジ・コッリーナ氏、その誰もが納得する名ジャッジに日本でもなじみ深いのではないでしょうか。

国際審判の給与は?その苦労とやりがいは?

Group of People Waving Flags in World Cup Theme

国際審判員ともなると、その給与は年収で2000万円~3000万円と言われています。また、国際審判員には定年があり、男女共にその年の1月1日現在で45歳になったら国際審判員から退きます。

大変名誉ある仕事ですが、苦労も多いようです。世界のトップ選手たちの試合の審判となると、選手たちの動きに付いていくのも大変な努力が必要でしょう。反則が取られやすい接近戦では判定を見逃さないためにも選手同様、いえそれ以上の持久力で走らなければなりません。選手と同じく、常に身体は鍛えていないといけません。また、スター選手からの猛烈な抗議にも、毅然とした態度で対応する精神的な強さなども必要です。サポーターが判定に不服で、試合後暴力事件に巻き込まれて命の危険に遭うということも、海外ではあるようです。

そのような苦労と同時にもちろんやりがいもあります。審判員はサッカーをやっていて審判員を目指すようになった人がほとんどで、サッカーを愛する人ばかりです。W杯などのサッカー選手の憧れの大舞台に選手と共に立って、試合を正しい方向へ導く仕事はやりがいがあり、幸せな仕事と言えるでしょう。

まとめ

サッカーの国際審判員についてご紹介しました。普段見ているサッカーの大きな試合では、ついついスター選手の活躍に目が行ってしまいますが、日本人国際審判員の活躍にもこれからは注目していきたいですね。