選ばれし球たち!国際大会の公式球の名誉あるメーカーはどこ?


W杯サッカーの年に発表される公式球のデザインはサッカー少年たちの注目の的で、レプリカのボールを少年たちは競うように買い求めます。厳格に選ばれ、各球技の国際大会で使用される名誉ある公式球について紹介します。

日本発、世界のミカサへ。バレーボール公式球

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私たちも子どもの頃使っていたドッジボールでお馴染みのボールメーカーのミカサ。このミカサのバレーボールが、国際バレーボール連盟(FIVB)により公式球に選ばれたのは、1964年の東京五輪のことでした。この時は、他のメーカーのボールと共に採用されたそうです。その後、1969年にFIVBから唯一の公式球として認定を受け、以降は全ての国際大会でミカサのボールが使われるようになりました。

ミカサは1975年、青黄白の3色カラーのボールを開発、アメリカプロリーグ(IVA)で唯一の公式球に認定され、サーブの回転が見やすくなると高く評価されました。そして、1998年には新開発の3色カラーボールがFIVBに正式に採用され、2008(平成20)年には2年がかりで開発された青黄2色のボールが採用。今やカラーボールが国際試合のスタンダードとなりました。テレビ中継で見ていても、白よりも見やすくてバレーボールファンにも好評なのだそうです。

サッカー少年たちの憧れ!アディダスのサッカーボール

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アディダスは国際サッカー連盟(FIFA)のオフィシャルパートナーであり、長期に渡るボール提供契約を結んでいます。1970年以降、FIFAワールドカップの公式球を供給しており、2002年以降はワールドカップとオリンピック開催年、つまり2年に1度、公式球を発表しています。
オリンピックイヤーである2016年は、『ERREJOTA(エレホタ)』を発表しました。デザインはリオデジャネイロの熱気あふれるカリオカ(リオっ子)をイメージしており、使われた緑と黄色のカラーはブラジル国旗から取っているのだそうです。

どちらか迷う!バスケットボールFIBAはモルテン、NBAはスポルディング

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お馴染みのモルテンは日本のメーカーです。明星ゴム工業(現・ミカサ)を退社した技術者たちが作った会社で、アディダスと技術提携をしたことで世界的なメーカーとなりました。2014年には国際バスケットボール連盟(FIBA)により、国際大会唯一の公式試合球と認定されました。

一方、花形プレーヤーが揃い、プロバスケットボールの最高峰と言われる北米プロバスケットボールリーグ(NBA)では、スポルディングのボールが公式球として採用されています。その違いですが、FIBAが使うモルテンのボールは7号球、 NBAが使うスポルディングのボールはそれより少し小さ目に出来ています。NBAが小さ目を選ぶのは、ボールが小さい方が片手でつかみやすく、片手でのダンクシュートなど派手なパフォーマンスがしやすいからではないかと言われています。

まとめ

公式球に選ばれることは大変名誉なことですが、世界中に供給するための生産体制を整えるなどの苦労も多く信頼が大切です。そんな中で、公式球に日本メーカーのボールが多く選ばれていることは嬉しいことですね。