第3の居場所を見つけよう。スポーツと「サードプレイス」の良い関係


「サードプレイス」 とは、自宅(ファーストプレイス)でも、職場(セカンドプレイス)でもない、自分らしい時間を過ごせる「第3の居場所」のこと。近頃は、家族や仕事とは別のコミュニティとして“スポーツを中心にした”サードプレイスがあちこちで発生し、人々の人気を集めるケースが増えています。

 

サードプレイスは「自分で選んだ」居場所

スポーツショップに来店する人たちで結成した初心者チームや、SNSを始めとするインターネットを中心に活動する愛好者サークルetc. 全くの初対面の人たちがスポーツをきっかけに知り合って仲良くなり、自宅とも職場とも異なる第三の居場所、つまり「サードプレイス」を見つけて、心のよりどころとするケースが増えています。

このようなサードプレイスは、友人から紹介されたりすることもありますが、基本的には「自分で探して、選んで、自主的に入る」もの。地域や会社をベースにして発足するコミュニティとは、メンバー編成の性質が異なっています。

 

社内のスポーツサークルとは何が違うの?

スポーツを中心としたコミュニティとして、住んでいる地域のスポーツチームやリトルリーグの保護者会、会社のサッカーサークルなどがあります。

これらは、出会うきっかけが “自宅に近いから”、“子どもの校区が一緒だから”、“同僚だから”であるため、「ファースト」もしくは「セカンド」プレイスとなり、スポーツ以外の人間関係が絡んできます。

ですが、「サードプレイス」とは、スポーツや趣味、ボランティアなどをきっかけとして見知らぬ人が集う場所。誰がどこに住んでいて、どんな職業で、どんな家族構成なのかといった社会的背景が絡まない人たちのコミュニティのため、自分らしくすごせる居心地の良い場所として、多くの支持を得ているようです。

 

スポーツとサードプレイスは相性バツグン!

そもそもサードプレイスという考え方は、フランスのカフェやイギリスのパブで、飲食を楽しみながら情報交換を行い、お客さん同士が家族や職場とも異なるコミュニティを作っていたことがきっかけで知られるようになりました。

スポーツがサードプレイスと相性がいい理由として、まずは、スポーツが人と一緒にすることで楽しさが増すアクティビティであることが挙げられます。

一人では続かないハードなトレーニングや単調な練習も、誰かが一緒なら頑張って取り組めるでしょう。また、共に身体を動かして汗を流し、時間があればその後お風呂に入ってご飯を食べることで、自然と関係性を育めることは容易に想像がつきますよね。

次に、共通の趣味があることで、初対面同士でも話題に困らないことが挙げられます。人と話すことが苦手な人でも、自分の好きなことなら、次から次へと質問が思い浮かぶでしょう。

「走り方がきれいですね、ラン歴は何年くらいですか?」と話しかけたり、「そのウエア、おしゃれですね!どこのスポーツブランドですか?」などと情報交換をしたりと、コミュニケーションのきっかけが生まれやすいため、年齢や性別といった枠を超えて仲良くなれるチャンスが生まれます。

 

自分にとって居心地のいいサードプレイスを見つけるには

では、自分にとって居心地のいいサードプレイスは、どこに行けば見つかるのでしょうか。

まずは、自分が通っているスポーツショップやジムの主催する、ランニングイベントや登山教室、初心者向け体験教室などへ足を運んでみるのがよいでしょう。

店が主催する場合、参加費用が必要なイベントが多いかもしれません。ですが、専門知識をもったスタッフがサポートしてくれるのはもちろん、同じ趣味の仲間を作りたいと個人で参加する人がいたり、それを察したスタッフが交流のきっかけを作ってくれたり、試供品やノベルティがもらえたりと、メリットも多いでしょう。

毎回費用がかかるのはちょっと…という方は、SNSをベースにして交流や活動をしている、スポーツコミュニティやイベントを検索してみてはいかがでしょうか。Facebookの場合は、「発見」メニューにある「イベント」から、近場で近日開催されるイベントを検索することができます。

ただし、どのような性質を持つコミュニティかがSNS上だけでは判断できませんので、管理人がメンバーとやりとりしている様子をしばらく見ておいたり、イベント終了後に書き込まれた参加者のコメントなどを参考にしたりと、コミュニティの雰囲気や質、そして競技のレベル(初心者向け~熟練者向け)を見極めてイベントに参加してみるのがよいでしょう。

 

まとめ

管理職、講師、親etc.といった普段の肩書を取っ払って、仲間と一緒にスポーツを楽しみ、汗を流す。気張らなくていいメンバーと自分らしく過ごすことで、メンタルはリセットされ、仕事にも向き合うことができるでしょう。家と会社の往復だけで、毎日息が詰まる…そんな風に感じることがあれば、第3の「心地いい居場所」を探してみてはいかがですか?

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