自分の強みを活かしたセカンドキャリアデザインの方法とは


スポーツ選手としての経験をもとに、自分の強みを活かした仕事に就ければ、引退後の生活も充実します。セカンドキャリアを考える上での自己分析の大切さと、性格別に「強み」を活かせるスポーツ関連の仕事を紹介していきます。

自分の強みや弱みを分析しよう

20161206_129_02

 

元スポーツ選手といっても、競技の種類や所属していたチーム、個々の性格によって、強みや弱みは違います。引退後にスポーツ関連の仕事に就きたいと考えたとき、スポーツに関する職種はさまざまあり、それぞれ求められることは異なります。セカンドキャリアとしての生活を成功するためには、自分の強みや弱みを考えて、強みを活かせる仕事に就くことが大切です。先輩やOBから仕事の紹介を受けても、ミスマッチから短期間で辞めてしまう人は少なくありません。

大学生は就活のスタート前に自己分析を行い、自分の強みと弱みを把握することで、志望する企業の選定や自己PRに活かしています。同様に、セカンドキャリアを考えるときには、まずは自分を知ることから始めましょう。

「目標達成」に向かって積極的に取り組めるストレスに強い人

20161206_129_03

スポーツ選手の多くは、目標に向かって地道に練習に励む日々を送ってきました。例えば、事務職は頑張ったとしても、成果が目に見えてわかりにくいものがあります。一方、営業職は売上として、目標の達成度を数字で把握しやすいです。スポーツ選手は、目標達成に向かって頑張れることが強みですので、努力が数字として表れることにやりがいを感じて、営業職が天職と考える人もいます。スポーツメーカーの営業職であれば、社内にスポーツ好きの人が多いので、馴染みやすいです。

ただし、営業職は客先の要望に合わせて行動する必要性に迫られることも多く、理不尽と感じる場面に直面することもあります。これまでの練習の日々を通じて、ストレスに強いということも求められます。

スポーツメーカーの営業職は特別な資格は必要とされません。スポーツメーカーの営業職になるためには、転職サイトなどをチェックして応募する、あるいは、現役時代の人脈を利用して紹介を受けるという方法があります。

協調性とリーダーシップがある人

20161206_129_04

サッカーやラグビー、バレーボールなどのスポーツをしてきた人は、チームプレイを通して、協調性が養われていることが多いです。また、個人競技でも日頃の練習を通じて、団結しながら共に高め合うことを経験しています。

また、スポーツ選手として活躍するためには、自分の気持ちを抑えて場をまとめるのではなく、自分の意見も主張しながら、信頼関係を構築していくことが求められます。たとえ、先輩であっても言うべきことを伝える姿勢は、企業で働く上でも強みになります。  

リーダーシップがあって、協調性も兼ね備えている人には、スポーツプロモーターの仕事が向いています。大会やスポーツイベントの企画から運営までを担う仕事です。ただし、大物のスポーツ選手と交渉するようなシーンもあるため、タフで交渉術に長けていることも必要な要素です。

スポーツプロモーターは、特別な資格を必要とする仕事ではなく、イベント会社などに就職をするのが一般的です。

正義感が強く冷静に細かな判断ができる人

20161206_129_05

審判はスポーツを好きな人でもできますが、競技経験者の方が試合中の展開を予測しやすいため向いています。審判になるためには、あまり知られていない細かなルールや、実際の試合での運用方法を理解する必要があります。細かなところまで目が行き届き、正義感が強く、監督から抗議を受けても冷静に対処できる人に向いている仕事です。

審判は誤審をしたときに、ニュースなどで批判の対象となりやすいことがデメリットです。また、審判で生活をするために十分な報酬が得られ、仕事にできるのは、野球やサッカーなどに限られています。

プロ野球の審判になれるのは、「NPBアンパイア・スクール」という1週間ほどの研修に参加し、適性を認められた人です。その後、キャンプに参加して、合格者は育成審判などとして契約し、2軍から経験を積んでいきます。

Jリーグのサッカーの審判になるためには、まずは、公益財団法人日本サッカー協会審判委員会のカリキュラムによる「審判員資格認定講習会」を受講し、4級から順に1級の審判員資格を取得します。1級審判員になった後、日本サッカー協会とプロフェッショナル・レフリー(PR)として契約を結べると、審判員の仕事だけで生計を立てることができます。

人を気遣って縁の下の力持ちになれる人

(※)撮影用にレンタルした施設です。(※)イメージ写真です。■被写体の人物はストックフォトモデルです。撮影許諾を得ています。【モデルリリース:取得済み】

チームの中でケガをした仲間を気遣ったり、入ってきたばかりの人に声を掛けてチームに馴染めるように配慮したりするような人は、スポーツトレーナーに向いています。スポーツトレーナーは、選手が活躍するためにサポートする縁の下の力持ちのような存在ですので、自分が前に出て目立ちたい人には、あまり向いていません。また、監督やコーチの意見を踏まえて、トレーニングメニューをつくったり、ケガをした選手の状況を伝えたりするため、コミュニケーション能力も必要です。

スポーツトレーナーは、大きく2つに分けられます。1つ目は、主に選手の体調管理やケガなどの際に応急処置を行う「メディカルコーチ」です。2つ目は、トレーニングメニューなどを作成して体力管理を担う「フィジカルコーチ」です。プロチームでは専任制となっていることが多いですが、社会人や学生のチームでは兼任することもあります。

スポーツトレーナーには民間資格はあるものの、公的な資格はないので、必ずしも資格が必要な仕事ではないです。スポーツトレーナーになるためには、選手の応急処置や身体の回復を図る施術が可能な柔道整復師やはり師、きゅう師といった医療系の国家資格があると有利です。専門学校や大学など3年制以上の養成機関を卒業することで、国家試験の受験資格を得られます。スポーツトレーナーのもとで学んでいく方法もありますが、学校に通うと身体の構造やトレーニング理論を体系的に身につけていくことが可能です。

ただし、スポーツトレーナーは求人サイトなど募集が掲載されることは少なく、プロや実業団、学生などのチームと契約して活躍できる人は限られていることがネックです。スポーツトレーナーとして働くためには、現役時代の人脈を活かして欠員が出たときに紹介を受けるか、スポーツトレーナーの派遣会社に登録して実績を積んでいきます。

人と触れ合うのが好きで明るい人

20161206_129_07

明るく活発で、人前で話すことに抵抗がなく、人と触れ合うのが好きな人には、スポーツインストラクターが向いています。スポーツインストラクターは、スポーツクラブやトレーニングジムなどで、一般の会員などを対象にトレーニングメニューの作成や指導を行う仕事です。トレーニングマシーンやスイミングの指導、ヨガやピラティスのレッスンなど、スポーツクラブによって担当する内容は多種多様です。

スポーツインストラクターとして新卒で採用されている人は、大学や専門学校でスポーツや健康科学について学んだ人が多いです。しかし、特別な資格を必要とするわけではなく、これまでのスポーツの経験を活かして職に就くこともできます。スポーツインストラクターの雇用形態は、正社員や契約社員、アルバイトとさまざまです。経験を積んだ後にフリーランスとして活躍する人もいます。

スポーツインストラクターはサービス業としての位置づけもあり、フリーランスの場合はレッスンに人が集まらないと打ち切りになる場合もあるなど、厳しい面もあります。

まとめ

引退後の生活に不安を感じるかもしれませんが、スポーツ選手としての経験は、けっして無駄になるものではなく、何らかの形でセカンドキャリアにも活かせるのです。自己分析をして、自分の強みを活かせる仕事を探しましょう。

 

関連記事