未来のJリーガー育成!選手引退後のサッカースクール運営方法


選手引退後のセカンドキャリアを考えるとき、子どもが好きなら、サッカースクールを運営し、指導者として子どもに関わっていく方法があります。そこで、今回はサッカースクール開校のための準備や運営について紹介します。未来のJリーガーを発掘するのも夢ではありません。

いろいろある!子どものサッカースクールのカタチを知る

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一般に子どもたちが通うサッカースクールには3つの種類があるのをご存じでしょうか?

1.クラブチーム

Jリーグの下部組織として設立されたクラブチームや企業が出資するチームなどがあります。月謝は他のチームと比べて5000円~8000円と高めですが、日本サッカー協会に選手登録して公式戦にも出場します。

2.スポーツ少年団

スポーツ少年団は各地の小学校などで活動しており、保護者がボランティアで指導にあたっているケースが多いです。月謝は3000~5000円と安いですが、保護者の負担が大きいと言われています。こちらも選手登録して公式戦に出場します。

3.サッカー教室

サッカー教室はチームでの活動はせず、他のチームに所属している子どもが技術を学ぶために通ってくる教室です。練習試合はできますが、二重の選手登録はできないため、教室として公式戦に出場することはできません

現役選手のうちからサッカースクール開校のためにできること

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引退後にサッカースクールを運営したいと考えているなら、選手活動中から準備を始めることは可能です。

1.サッカー指導者としての経験を積む

まず、ボランティアで近くにあるサッカー少年団などのサッカーチームのコーチを経験してみましょう。選手としてサッカーに関わってきたとはいえ、子ども相手のサッカー指導は勝手が違います。子どもへの接し方や、保護者への対応など、吸収することは沢山あります。

2.資格や免許を取っておく

サッカースクールを運営する場合、必要なのがコーチ資格です。12歳以下の子どもの指導をする場合は日本サッカー協会(JFA)の公認D級、C級コーチの資格が必要です。また、JFAの審判4級、3級の資格も持っていない人は取っておきましょう。
「教員免許のある指導者」は保護者にとっても安心です。大学で教員免許を取っていた場合などは、ぜひ活用しましょう。
子どもの怪我や急病を想定して、救命講習などを受講しておくことも大切です。これらの資格や免許は、生徒募集の際の広告でアピールでき、保護者の信頼を得ることができます。

選手引退が決まったら考えておきたいこと

Soccer goal on the football field at sunset.

引退を決めたら、まず自分がどういう形でサッカースクールの運営を始めるか思い描いてみましょう。

1.どんなサッカースクールを作るか

最初から公式戦で戦えるクラブチームを作るのか、あるいはサッカー教室を開くのか考えましょう。小規模からスタートするには、他の子に出遅れてサッカークラブに入れずに躊躇している子どもたちを集めて、楽しくサッカーを学ぶサッカー教室から始め、ある程度の規模になったらサッカークラブに転換するという方法もあります。

2.どこで開くか

どこで開校するかの調査も必要です。クラブチームを作るのなら、多くのチームがある地域、強豪チームがある地域では、子どもが集まらない可能性があります。一方、サッカー教室を作るなら、強豪チームや熱心なスポーツ少年団がある場所で、これからサッカーを始める子どもやさらなる技術アップを目指す子ども向けのサッカー教室を開くという方法もあります。

3.誰とやるか

手伝ってくれる仲間がいるか、あるいは当面はひとりでやっていくのかなどを考えます。公式戦出場や、夏の合宿を行う場合は手助けが必要です。アルバイトの人を雇うことも視野にいれておきましょう。

4.詳細なスクール運営の事業計画書を作成

サッカースクール開設にあたって考えた計画、開校日、練習時間や練習メニュー、募集生徒数、月謝などを、スクール運営事業計画書としてまとめておきます。

サッカースクール開校準備スタート!

Football manager hold with soccer and clipboard

サッカースクール開校には資金が必要ですが、できるだけ初期費用をかけずにスタートさせる方法を考えてみましょう。万が一、スクール運営がうまくいかなくなっても損害が少なくて済みます。

1.事業開設届と銀行口座の準備し

まずは個人事業として税務署に届け出ます。その際は、サッカースクールの名称を決めておきましょう。届け出が終わったら、その名称の銀行口座を開設します。

2.市区町村のグラウンドの確保

最初は、市区町村が運営し、低料金で借りられるグラウンドを確保しましょう。サッカー専用のグラウンドを借りられれば、ゴールなどの設備を購入せずに済みます。

3.サッカーボール、ビブス、救急箱などの最低限の準備

最初からユニフォームを作る必要はありません。ユニフォームはチームが公式戦に出場するようになってから用意すればいいのです。サッカー用のスパイクも、借りるグラウンドによっては使用禁止のところがあります。子どもたちに最初は運動着で集まってもらい、練習試合は2色のビブスを使いましょう。ボールが1つあればどこでも楽しめる、サッカーの醍醐味を教えましょう。

4.スクール生募集のちらし準備と配布、体験会の実施

チラシを作成・配布し、地元自治体の広報誌の無料の掲示板などでスクール開校を告知しましょう。また、ホームページを作成してもいいでしょう。体験練習会を開催して、保護者同伴で参加してもらいます。実は地元に密着したスクールの場合、保護者の口コミはとても重要です。好印象を持たれるよう努力し、熱意を伝えましょう。

気をつけたい子どもとの接し方

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サッカー指導者は、「技術を伝える」、「試合に勝たせる」ことももちろん大切ですが、それよりも大切なのは、子どもたちが「人間として成長する」「スポーツマンシップを学ぶ」、そして何より「サッカーを好きになる」ことです。サッカー指導を通じて、子どもの健全な成長に携わることのできる大切な仕事ですので、子どもたちに尊敬される指導者を目指しましょう。

まとめ

サッカー選手引退後のセカンドキャリアとして、子ども向けのサッカースクールを運営していくとき、最初の一歩をどう進めればいいのかをご紹介しました。自分のスクールから、未来のJリーガーや日本代表が生まれたら、こんな嬉しいことはありませんね。

 

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