異質なことも魅力!企業が元スポーツ選手を採用する理由とは


元スポーツ選手の一般企業への就職は難しいといわれている一方で、積極的にスポーツ選手を採用する企業もあります。元スポーツ選手を採用することには、どんな魅力があるのでしょうか。企業が元スポーツ選手を採用する理由を紹介します。

目標意識が高くトライアンドエラーを繰り返せる

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ベンチャー企業や中小企業の新規事業の立ち上げ時においては、ともに成長していくことができる人材を求めている企業が多いです。しかし、新規事業は上手くいくかどうかわからない状態で、手探りで進むため、安定志向が強い人には向いていないというのが実情です。トライアンドエラーを繰り返していくことに、苦手意識を感じる人は少なくありません。

スポーツ選手は、 練習の成果が競技成績に反映しないことが続いても、練習方法を変えるなどして、結果に結びつける努力を続けています。そのため仕事においても、 高い目標を掲げて日々の業務に励み、すぐに結果が出ないからとあきらめず、トライアンドエラーを繰り返していくことができるのです。また、自分自身の技量の向上だけではなく、チーム全体を牽引して、技術の底上げを図ってきた人もいます。スポーツ選手の中には幹部候補生として、事業を牽引していくことが適任となる人材もいるのです。

体育会系で数値目標を追いかけることに長けている

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不動産の営業職は頑張った分だけ、成績が数字として表れやすく、給料にも反映する仕事です。競技成績の向上を目指してきたスポーツ選手にとっては、取り組みやすい仕事といえるでしょう。

しかし、単に営業成績がよいだけでは、職場で好まれるとは限りません。元スポーツ選手で体育会系気質な人は、「大きな声で気持ちのよい挨拶ができる」、「上下関係を大事にする」ため、お客様相手に失礼な対応をとることがない安心感があります。

また、監督からの叱責になれているため、営業成績が上がらないときに、上司から注意を受けても落ちこみ過ぎず、ストレス耐性が高い人が多いです。営業職として数字を求められる仕事に就いたときに、社内で良好な関係を築きやすいことも、元スポーツ選手の魅力です。

チームプレイで力を発揮できる

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営業職は個人にある程度裁量が与えられる仕事ですが、チームで動く仕事もあります。たとえば不動産業界でも、不動産売買仲介業は個人での営業が中心ですが、新築マンション販売はチームで協力して販売していく要素が強いです。

営業では、個々の営業成績を確保しつつ、全体の売上アップのためにチームに貢献することも同時に求められます。球技などの団体スポーツでは、自分が結果を残すことばかりを考えずに、チームの勝利を目指すことが大切なのと同じといえるでしょう。営業職でも、自分を出しつつ、チームを引き立てるバランス感覚に長けた、元スポーツ選手を採用することがあります。

前向きな姿勢で周囲もモチベーションアップ

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元スポーツ選手を雇ったことが功を奏するのは、ベンチャー企業や営業職など、ハードな仕事に限ったことではありません。大手企業には、現役時代から所属して支援を受けた後に、社員として残っている人がいます。

元スポーツ選手は、現役時代に競技中心の生活を送っていたため、年齢相応のビジネススキルが身についていないことが多いです。大手企業では、現役時代は競技優先で雑務をこなすだけだった人も、引退後はほかの社員と同様に働くことを求められます。大手企業では周囲の社員の学歴が高いことも多く、社員として残れる環境が与えられていても、気兼ねして辞めてしまう人も少なくありません。

そんな中でも、会社に残って評価されている人もいます。よい意味での負けず嫌い精神が働き、わからないことは周囲に聞いて、短期間で成長できるように何でも吸収して貪欲に仕事を覚えている人です。スポーツ選手時代の集中力も、仕事に活きています。そうした前向きに取り組む姿勢は、ほかの社員のモチベーションアップにつながるなどよい影響を与えることから、新たなスポーツ選手の採用にもつなげるケースがあります。

異質な人材を入れることで成長を促す効果も

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同じような価値観を持つ人材を採用していると、社内の融和を図りやすいものの、マンネリ化して、個人や企業の成長が見込みにくい状況に陥りやすいです。異質な存在がいることによって刺激を受けると、モチベーションのアップにつながったり、新たなアイディアが浮かんだりすることにつながるのです。 「今いないタイプの人材を獲ること」は、企業の人材戦略の一つといえます。

とはいえ、異質な人材であれば、誰でもよいというわけではなく、異質なものが混ざりあって、よい方向に行かなければ意味がありません。元スポーツ選手の多くは、子供の頃から一つの目標に向かって努力を重ねてきたという特異性があります。自社との相性のよさを感じる人材であれば、自社の人材と融和することで、新たな価値観が生まれることが期待できるのです。

まとめ

元スポーツ選手が一般の企業への就職を目指すと、年齢相応のビジネススキルが備わっていないことがネックとなりがちです。しかし、業務上のスキルは努力次第で追いつける部分もあり、スポーツ選手ならではの良さを社内に取り入れたいと考える企業もあります。

 

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