現役選手が今からできる!セカンドキャリアに向けた自分探し


現役生活のうちからセカンドキャリアを考えることは、その後の人生を豊かなものにしてくれます。スポーツの道で培ってきたものを役立てて、充実したセカンドキャリアを生きるために、今から何ができるのかいくつかの方法をご紹介しましょう。

 

セカンドキャリアを競技生活と並行して考える重要性

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オーストリアで2006年に行われた調査で、「エリートスポーツキャリアを終え引退した後、自分のそれまでのスポーツの功績、例えば広告塔としての仕事や名声で(一般労働市場で)働かずに生活を築いていける選手は全体の3%しかいない」というデータがあります。この調査を契機として、オーストリアではスポーツ選手の引退後のセカンドキャリアについての関心が高まりました。この事例を紹介しているのは、独立行政法人日本スポーツ振興センターにより2014年1月に公表された、「デュアルキャリアに関する調査研究」という調査報告書です。この報告書の序文では、海外の国々が国策として国際的なスポーツ競技力を高めていく中で、日本国内の選手たちもそれに対抗するために長期間の強化トレーニングが必要となっていること。また、そのことで教育や就業、家庭など人生の大切な出来事とのバランスに影響を及ぼしてはならず、競技生活よりも長いその後の人生のセカンドキャリアを、競技生活と並行しながら考え、必要な能力やスキルの育成も行っていくことが必要と述べています。

引用元URL

独立行政法人日本スポーツ振興センター

「平成25年度文部科 デュアルキャリア調査研究最終報告書【最終版】

セカンドキャリアに向けて自分に何ができるかを考える

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競技生活を引退後、どのようなセカンドキャリアを築いていきたいか考えてみましょう。

  1. 子どもが好きだから、このスポーツの指導員になって子どもに教えたい
  2. 今アルバイトで働いている店で、正社員として働きたい 
  3. 実家の家業を継ぎたい

と、頭の中に思い描くものがあればいいのですが、今は競技のことしか考えられず、何をしていいかわからないという方も多いでしょう。しかし、自分の興味や適性に合った職種を見つけ、それに向かって準備をしておくことは大切なことです。引退後のセカンドキャリアを準備することで、引退のその日まで精一杯競技に集中できるのです。

 

適性検査や適職検査で自分の適職を見つける

 

 

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セカンドキャリアに何をしていいかわからないという場合、人材サービス会社などが実施している適性検査や適職検査を受けてみるという方法もあります。インターネットを使い無料でできる簡易版のものから、細かい性格診断なども行い、どのような仕事に向いているかをアドバイスしてくれるものまでさまざまです。実際に企業が採用に使う適性検査なども受検することができますので、積極的に探して受けてみましょう。結果に一喜一憂するのではなく、自分を客観的に見て考えて、セカンドキャリアにつなげていきましょう。

まとめ

競技生活中からセカンドキャリアを考えることは、後ろ向きではなく、とても大切なことです。現役を引退してセカンドキャリアに進んでからも、誇りをもって生きていく姿は、皆さんの後輩選手たちのお手本となるでしょう。