スポーツ選手のダブルワークでセカンドキャリアの資金を貯める!


「スポーツ選手は、競技生活中はただひたすらに競技に集中すればいい」という考え方から、「引退後のセカンドキャリアに向けて、新しい生き方を選択できるよう準備をする」という考え方に変わってきています。スポーツ選手がダブルワークで資金を貯めるためのコツを紹介します。

スポーツ選手が競技を続けながら働くダブルワークとは?

飲食店イメージ

ダブルワークとは、本業の仕事の他に掛け持ちで仕事をすることをいいます。スポーツ選手は競技生活が本業となりますが、プロや実業団に所属していない場合の多くは、副業として生活費、合宿費用や海外遠征費用などを稼ぐために仕事をします。 スポーツ選手は、本業であるスポーツの練習や試合に差しさわりがないような時間帯に、なるべく短い時間で高い金額を得られるような仕事を選ぶ傾向にありました。ともすれば、「勤務時間>時給>仕事内容>やりがい」という優先順位で仕事を選ばざるを得ない状況もあるかもしれません。

しかし、近年、引退したスポーツ選手のセカンドキャリア構築の難しさが知られるようになり、スポーツ選手は現役生活中からセカンドキャリアに向けての準備や模索をしておくことが大切といわれています。
このことから、ダブルワークの仕事も、ただ生活費を得るだけのアルバイト、高い時給で練習に支障なく稼げる仕事であればいいという意識から、変化が起こっています。
たとえば、将来スポーツを引退した後もそのままセカンドキャリアとして続けられる仕事。あるいは、将来のセカンドキャリアを築く上で役に立つ知識や技術を得られる仕事が、スポーツ選手の副業の候補に加えられるようになっています。

スポーツ選手は練習に支障のない時間帯でできるという条件を優先に仕事を選び、仕事内容ややりがいは軽視しがちな傾向があったと先にも述べましたが、これも新しい働き方を選ぶことで貪欲にそのどれもが得られる働き方が実現しています。
たとえば、派遣会社で派遣の仕事を選べば、競技のシーズンオフの時期は働く時間を増やし、シーズン中や合宿時期は仕事の量を減らすという調整が可能なケースも少しずつ生まれています。スポーツ選手のダブルワークは今、セカンドキャリアへの意識や新しい働き方を取り入れることで、少しずつ変わってきています。

ダブルワークで働く際に気を付けたいポイント

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ダブルワークで働く時、気を付けておきたいポイントを紹介します。しっかり押さえて、どう働くかを考えましょう。

仕事はびっしり入れていないか?

スポーツ選手は体力もあり多少の無理もききます。しかし、無理をして仕事をびっしり入れてしまって、本業のスポーツに影響が出てはいけません。時間や体力に余裕を持って仕事をするようにしましょう。

仕事での悩みを引きずっていないか?

仕事でうまくいかなかったこと、困ったことなどをいつまでも引きずってしまうようでは、練習に影響を与えかねません。もし、仕事の悩みをいつまでも引きずってしまうようなら、その仕事はダブルワークに向いてはいないかもしれません。一旦、立ち止まって、転職などを考えてみるのも一つの手段です。

やりがいを感じているか?

競技生活がメインだから、仕事のやりがいは二の次、とにかくお金が貯まればいい…そう考えていませんか?仕事にやりがいを感じれば、モチベーションも上がり、仕事だけでなく練習やその他の生活にもよい影響を与えてくれます。スポーツに関連する仕事、体を動かす仕事、人々の笑顔が見られる仕事など…。自分がどんな仕事にやりがいを感じるのか、冷静に自己分析することも大切です。

ダブルワーク志向のスポーツ選手が考えるべきこととは

会議

スポーツ選手がダブルワークで働く時、今後どうしていきたいかを考えて働き方を決めることが大切です。

今の仕事をセカンドキャリアにつなげたい

今の仕事をセカンドキャリアで就く仕事につなげたいと考えるなら、まずはビジネスの基礎を学べるような仕事を選びましょう。基本的なPC操作やビジネスマナーなどを学んでおきます。企業に就職するにも、起業するにも、基本的な知識を得ておくことが大切です。アルバイトから正社員登用のチャンスがある仕事など、引退後に正社員を目指せる仕事なども選択肢に入れておくといいでしょう。

引退後も競技に関わる仕事をしたい

引退後も今のスポーツに関わった仕事をしていきたいと考えるなら、まずどのような仕事で関われるのかを考えてみましょう。指導者になる、審判になる、スポーツトレーナーになる、もしくはスポーツジャーナリストとして間接的に関わることも可能です。ただし、指導者などの仕事を得るのは狭き門です。日ごろから、将来は競技に関わる仕事をしたいと周囲の人たちに訴えることで、チャンスを与えられるかもしれません。また、スポーツトレーナーは民間資格の取得をする、指導者であれば子ども向け教室などでのコーチのアルバイトなどをして経験を積む、審判資格を取るなど、今のうちからできることは色々あります。

将来のための資金を貯めたい

将来、飲食店などを起業したいと考えているなら、実際に繁盛している飲食店で経営の実務を学びながら働いてみましょう。元スポーツ選手の店というと、オープン当時は知名度や話題性で流行りますが、その後経営が軌道に乗るかどうかは、経営についてどこまで理解しているかにかかってきます。また、開店資金などを十分準備する意味で、しっかりとアルバイトなどで働いておくこともポイントです。

引退したらもう一度学びたい

スポーツ選手は、中学、高校、大学と学生生活が充実する年齢と、競技に集中する年齢が重なっているため、勉強に集中できなかったという後悔を持つ方も少なくありません。引退後は大学に入学して、教職の資格を取ったり、経営学やスポーツ科学を学んだりする元選手も増えています。現在は野球解説者・評論家としても活躍している元読売巨人軍の桑田真澄氏は、引退後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程で学び、その後は東京大学大学院総合文化研究科の研究生となり、現在は特任研究員となっています。引退後にそのような道を考えている選手は、教育資金を貯めるためにダブルワークをしておく必要があります。

ダブルワークで賢く資金を貯めるためのコツとは?

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ダブルワークで賢く将来のための資金を貯めるためのコツはなんでしょうか?ここを押さえておけば資金が貯まるというポイントを紹介します。

目標金額を決めておく

将来のために、いくら貯めるかまずは目標金額を決めましょう。最初から大きな目標を掲げても、あまりに現実離れしてしまえば途中で挫折しかねません。これならできそうという目標金額にすることが大切です。目標金額を何年で貯めるか、そうすると毎月いくら貯めたらいいのか、それには今の仕事でどのくらい働くといいのか、というように計画をしていきます。無理な数字が出たら再考の必要があります。

自分の月々の収支を把握する

毎月いくら稼いで、いくら使っているか理解していますか?毎月の収支を把握するようにしましょう。収入から支出を引いた残金が、将来の資金として貯蓄できる金額です。あまり残らないというなら、支出の見直しも必要になります。

自分への投資か、浪費かを見極める

スポーツ選手は体が資本。節約するためと食べるものを削ってはいけませんし、体のメンテナンスにかける費用、シューズやウェアなどの必需品、遠征費用など、スポーツ選手としての自分への投資は削るべきではありません。支出の際は、自分への投資なのか、それとも浪費なのかを考えて使うことが大切です。

まとめ

スポーツ選手が、生活費や未来への資金を貯めるためにダブルワークをする上で、押さえておきたいポイントを紹介しました。大好きなスポーツで現役生活を続けられる時間は長くはありません。スポーツ選手としてのキャリアを全うしながら、その後のこともしっかり考え、ダブルワークを選んでみましょう。

 

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