ダブルワークの仕事選びと現役スポーツ選手ならではの自己PR


現役スポーツ選手が、競技生活のかたわらでダブルワークをする場合、どのようなことに注意して仕事を選べばいいのでしょう。ここでは、仕事選びのポイントと、応募書類で差がつく現役選手ならではの志望動機や自己PRについて紹介します。

現役スポーツ選手がダブルワークする時の仕事選びのポイント3つ

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スポーツ選手がダブルワークをする時は、競技生活が優先となるよう、ある程度、融通が利く仕事を選ぶ必要があります。とはいえ、やりがいがあまり感じられない職場では、長続きしない可能性もあります。スポーツ選手はダブルワークの仕事を選ぶ際、どのような点を重視すべきなのでしょうか。

1.試合や合宿、長期遠征などに融通が利く仕事

スポーツ選手は長期遠征や合宿などで仕事ができない期間があります。オフシーズンはしっかり働き、競技シーズン中は海外遠征などで仕事ができなくても融通を利かせてくれるような職場が理想です。しかし、採用する側も、いない間の穴埋めをするのは大変です。そういう事情を理解した上で、採用したいと思ってもらえるよう、採用面接などではしっかり自己PRをしましょう。

2.残業がなく後に引きずらない仕事

体力には自信があるとはいえ、体が資本のスポーツ選手ですから、残業などで働く時間がオーバーして、練習や睡眠時間にシワ寄せが来るのではよくありません。残業がなく、定時で終われるような仕事を選びましょう。定時で終われても、残してきた仕事が気にかかって練習に差し障りがあるのでは困ります。たとえばコールセンターの仕事のように、勤務時間内にしっかり対応すれば後々まで引きずることがない仕事なら、仕事と練習の切り替えがスムーズにできます。

3.スポーツに関連するなどやりがいがある仕事

自分の経験を活かせる仕事、体を動かす仕事、スポーツに関連する仕事などに就くことができれば、やりがいを感じて長く続けることができます。例を挙げると、スポーツジムのインストラクターやスポーツショップの販売の仕事などは、自分の得意分野であり、やりがいを感じることができるでしょう。

仕事とスポーツを両立するためのワークライフバランスとは

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ワークライフバランスとは、仕事とそれ以外の生活との調和を上手にとって、仕事も充実させ、それ以外の生活も充実させた生き方、働き方をすることです。
スポーツ選手の場合は、仕事とスポーツの調和を考える必要があり、そのどちらも充実させることで調和のとれた人生を歩むことができます。仕事とスポーツを両立させるために、どのようなことに注意したらいいのでしょうか。仕事を変えたことで、ワークライフバランスを実現したいくつかの例を見てみましょう。

体力勝負の仕事をデスクワークに

体力には自信のあるスポーツ選手だからと、時給はよい代わりに、立ち仕事など体に負担のかかる仕事をしていると、翌日の練習に悪影響が及ぶことがあります。仕事をデスクワークに変えて、座って仕事ができるようにすることで、仕事での疲労は軽減され、翌日の練習も万全の体調で行えるようになります。デスクワークではPC操作などビジネスの基本スキルが習得でき、引退後のセカンドキャリアに役に立つスキルを身につけるという副産物まで得ることができます。

深夜まで及ぶ仕事を昼間の派遣の仕事に

平日の午前中にチーム練習がある場合、平日の午後からしか仕事ができず、よい求人に出会えません。そこで、比較的求人数が多い夕方から深夜までの飲食店の仕事をすることになりましたが、深夜の帰宅になるため、翌朝つい寝坊して練習に遅刻することも…。これではいけないと、派遣会社に登録して平日午後限定でできるコールセンターの仕事に切り替えました。シーズン中は仕事を減らしたり、オフシーズンは増やしたりと融通が利くので、結果として競技生活との両立がしやすくなります。

面接官に刺さる!志望動機で語る「経験」を自己PRに繋げるコツ

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採用面接で聞かれる志望動機で、スポーツ選手としての経験を語ることで、一般の応募者との差別化がなされ、効果的な自己PRをすることができます。志望動機にどのように経験を加えて、自己PRに繋げたらいいのでしょうか。
まず、自分にスポーツの経験があるからこそ、その会社に魅力を感じていることを訴える方法があります。たとえば、選手として実際にその商品を使っていて、他社より優れていると感じていると伝えられれば、面接官には、会社の知名度などではなく、商品の良さを理解した上で志望していることがわかるでしょう。
また、その業界であればどこでもいいのではなく、その会社に入りたいという理由に経験を加えることもできます。たとえばスポーツショップの採用面接で、志望動機に「誰からも信頼される店だから」と答えたとします。これでは、その店以外のライバル店でも通用する志望動機にしかなりません。もし、そこに自分自身の経験を加えたらどうでしょうか。「自分も店舗をよく利用するが、販売員がお客さんの要望をじっくり聞いて的確なアドバイスしている様子に感銘を受けた。自分も競技での経験を活かして、お客様に信頼されるアドバイスができる販売員になれたらと思う」というように具体的に答えられたら、やる気が伝わるでしょう。

ダブルワークの職種別の自己PR文1:スポーツインストラクター

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ここからは、職種別に自己PR文の例文を紹介します。

スポーツインストラクターに応募する場合の自己PR文

私は、小さな頃から〇〇というスポーツを続けてきて、現在◇◇という成績を出して現役生活を続行中です。競技生活を長く続けている経験から、スポーツの大切さや、スポーツが体だけでなく人間の心も健康にすることを十分理解しています。誰もが気軽に運動できる環境を作ることはとても大切で、老若男女が通うスポーツクラブはとても大切な存在だと思っています。私自身、御社のスポーツクラブに通っていたことがあり、その際にはインストラクターの方が、自分のようなアスリートへのアドバイスはもちろん、お年寄りの会員の方への健康面を考慮したアドバイスなど、会員の方の状況に応じて的確なアドバイスをしていたことに感銘を受けました。自分自身も、基礎トレーニングなどで培ってきた知識を使い、会員の皆様の目標に応じた的確なアドバイスを行うと同時に、スポーツの楽しさを知っていただけるようなインストラクターになりたいと思っています。

ダブルワークの職種別の自己PR文2:スポーツショップ店員

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スポーツショップの店員に応募する場合の自己PR文

私は現在、〇〇というスポーツで競技生活を送っており、シューズの選び方ひとつで、競技の成績が大きく左右されることを知っています。これまで競技生活で培ってきた経験を活かし、また新しいことも積極的に吸収して、これからスポーツを始める方、少しレベルアップを考えている方など、お客様それぞれの要望に応えて的確な商品を選ぶアドバイスや、お手入れ方法のアドバイスができるのではないかと思います。海外遠征では同行するスタッフもない中、ひとりで転戦をしています。ですので、はじめての方たちとも気後れせずコミュニケーションを取れますし、人と接することも大好きです。また、英会話もできますので、海外からのお客様の対応もお任せいただければと思います。スポーツを始めたい、もっと上手になりたいと訪れるお客様が笑顔で帰って行かれるような接客を心がけていきたいです。

ダブルワークの職種別の自己PR文3:コールセンター勤務

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コールセンターに応募する場合の自己PR文

コールセンターのお仕事は、学ぶことが多く研修をしっかり受ける必要があると聞いていますが、自分自身〇〇という競技を続け日々こつこつ練習していますので、根気では誰にも負けない自負があります。しっかりと研修で学びたいと思っています。
私は所属チームのキャプテンをやっていますが、いくら練習を重ね、戦略を練って試合に挑んでも、試合中は想定外の事態が起こります。その時に、もたもたしていては、相手に責められて敗北を喫することとなりますので、瞬間的に戦略を切り替えなければなりません。そういう経験を積んでいるので、想定外の事態へ冷静に対処する力は誰にも負けない自信があります。インバウンドのコールセンターの仕事では、研修で学んだこととは違う思わぬ問い合わせもあるかと思いますが、競技で身に着けたこの臨機応変に対応する力で的確な対応ができるのではないかと思っています。

まとめ

スポーツ選手が競技と並行してダブルワークをする場合の、仕事を選ぶポイントや、職種毎の自己PRの例文をご紹介しました。ダブルワークは本業の競技生活にマイナスの影響があってはなりません。ワークライフバランスを考えて、仕事を選びましょう。

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