いまさら聞けない!席次でもう迷わないために知っておきたいこと


ビジネスの場において、席次を守るというのはとても大切です。取引先の接待で、うっかり席次を間違えてしまい、相手に不快な思いをさせてしまったら大変です。いろいろな場面での席次を理解して、どのような状況でも即座に判断できるようにしましょう。

 

まずは席次の基本的な考え方を知っておこう

ビジネスシーンにおいて、席次はとても大切なマナー。席次とは、応接室や会議室、接待の席、移動の際の交通機関での、座る順序や位置のことで、その位置で相手に敬意を表すものです。社内の出席者はもちろん、お客様の中でも上下関係はあります。それらの状況をいち早く判断して、お客様をご案内すると同時に、自分がどこに座ればいいのかを判断しなければなりません。取引先の方々を応接室に案内する際に、役職が上の方を担当者よりも下座に通してしまったら、「礼儀知らず」と思われるかもしれません。また、社内での打ち合わせの際も、上司よりも上座に座ってしまった場合、あなたの信用はがた落ちです。いろいろな場面での席次を理解して、的確な判断ができるようにしましょう。

 

1.会議室や応接室での席次

会議室や応接室での席次は、基本的には入口から最も遠い席が上座①となり、その次の席は上座の隣②、3番目の席が上座の向かい③という順番になり、入口に最も近い席が下座となっています。
ただし、いくつか例外があります。会議室や応接室に窓があり、外の景色が美しい場合などは、その窓から景色を楽しんでもらえるように、上座は窓に向かった側になります。また、応接室などで、壁に絵が飾られているような場合も、絵が眺められる場所が上座となります。
応接室には、大抵、3人掛けのソファと、それと向かい合うように1人掛けのアームチェアが2つ置かれていると思いますが、3人掛けのソファの方が上座となります。

 

2.円卓の場合の席次は?

取引先との接待や、社内での飲み会で、目上の方を交えて食事をすることもあります。中華料理店や割烹などを利用すると、円卓や和室を使うこともありますよね。ここでの席次も知っておきましょう。

円卓の場合、入口から一番遠いところが上座①になります。その次の席は、上座の右隣②、3番目は上座の左隣③、さらに右、左、右、左と続いて、入口に近い、ちょうど上座の真正面にあたる席が下座になります。

 

3.和室の場合の席次は?

和室で接待する場合、入口から遠い、床の間側の奥が上座①になり、その隣が2番目、その隣が3番目となります。そして、反対側が自分の会社で、奥から役職が上の順に座り、一番入り口に近い席が下座となります。

 

 

これが社内だけの集まりとなると、上座は床の間側の奥で変わりありませんが、次の席は上座の向かい側というように、片側ではなく両側に交互に座っていきます。この場合も、下座は一番入り口に近い場所であることには変わりありません。
しかし、これも前述のように、基本ルールであり、例外はあります。たとえば、日本庭園を見渡せる窓がある場合などはこの限りではなく、景色が良く見える席が一番の上座となります。

 

4.タクシーはどう乗る?

タクシーやエレベーターに目上の方と乗る場合の席次も、押さえておきましょう。

 

タクシーの場合、上座は運転席の後ろになります。4名で乗る場合の下座は助手席です。後部座席に3名が座る場合は、上座は運転席の後ろ、次がその反対側、そして一番座りにくい真ん中が下座になります。

 

 

 

5.エレベーターの乗り方は?

エレベーターの場合は、席次と共に乗降の順番も間違えないように気をつけましょう。エレベーターの席次は、奥が上座、手前が下座で、操作盤の前が一番下です。
エレベーターに乗る順序は、自分が先に乗ってからボタンを押して目上の方を乗せるのは間違いです。外の開ボタンを押さえて、目上の方から先に乗ってもらいます。降りる場合も、エレベーター中で開ボタンをおさえて、目上の方から先に降りてもらいます。
また、社内などでエレベーターに乗り合わせ、自分が一番若いと感じる場合は、率先して操作盤の前に立ち、ボタン操作をしましょう。先に降りる人がいたら開ボタンを押すようにします。

 

6.新幹線など電車や、飛行機の場合の席次

新幹線など電車での席次では、基本は窓側と通路側では、窓側が上座と考えます。2人席と3人席では、2人席が上座です。3人席の場合は、窓際、次が通路側、真ん中の席が下座となります。向かい合わせのボックス席の場合は、進行方向に向かう方が上座です。車内の位置としては、車両の端に近い席よりも真中に近い方が上座と考えます。ただし、これらの基本を踏まえつつ、状況で判断することも必要です。携帯電話をたびたび使用する可能性がある方の場合や、トイレが近く何度も席を立つ可能性のある方の場合は、3人掛けの窓際はかえって不便かもしれません。席に案内する際に、「窓際でよろしいですか?」と一声かけるようにしましょう。

 

飛行機の場合、電車とは少し違います。2人席と3人席では、2人席が上座で同じですが、2人席では、窓側が上座になり、3人席では通路に近いほど上座という考え方もあります。これは、飛行機の場合は、窓の景色は発着時の時だけであり、トイレに立ちやすい、あるいはサービスを受けやすい通路側の方がよいという考え方のようです。
こちらも個人の事情や好みがあるため、案内する際に「通路側でよろしいですか?」と確認するようにしましょう。

 

まとめ

ビジネスマナーとして知っておきたい席次ですが、私生活の中でも大変役に立つ知識でもあります。この基本ルールを踏まえた上で、ルールだけにとらわれず、相手の立場や状況に応じて心配りができているようになってこそ、一人前といえます。

 

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