アスリートなら知っておきたい!パフォーマンスのピーク年齢


10代が活躍する新体操やフィギュアスケート、30代が活躍するマラソンやレスリングなど、競技や性別によって、活躍する選手年齢のボリュームゾーンは異なります。自分の取り組む競技のピーク年齢をきちんと知り、必ずやってくる引退後のセカンドキャリアの準備を現役中からしておくことは、社会的・職業的に自立するためにとても大切なことです。ここでは、パフォーマンスのピーク年齢と、アスリート引退後のセカンドキャリアについて考えます。

 

パフォーマンスのピーク年齢とは?

私たちの運動能力を支えている のは、筋力や柔軟性、敏しょう性や反射神経など、さまざまな身体機能です。これらの多くは10代半ばから成長し、20代前半まで発達し続けてピークを迎えます。その後30代に入ると体力が落ち、回復(リカバリー)も遅くなることは、スポーツ選手でなくても多くの人が実感していることでしょう。幼少期から身体を鍛え続けているスポーツ選手であっても、そのスピードが一般市民と比べて緩やかであるとはいえ、加齢による運動能力の低下から逃れることはできません。

競技によって必要とする筋力が異なるため、パフォーマンスのピーク年齢も競技によって異なります。例えば、重量挙げの選手は1回で持ち上げることのできる最大重量 である “最大筋力”を鍛えるため、ウエイトリフティングなど筋肉に負荷をかけるトレーニングを行います。陸上の短距離走者は瞬発的に強い力を発揮できる“瞬発力”を鍛えるため、ジャンプやスタートダッシュなど を繰り返し行います。同じ陸上でも長い距離を走るマラソン選手は、パフォーマンスを維持する“筋持久力”を鍛えるため、スクワットや長い距離をゆっくり走るLSD(Long Slow Distance)と呼ばれるトレーニングを行います。このように、競技に必要となる筋力が最大値となっている期間に、パフォーマンスのピーク年齢がやってきます。

 

女性はパフォーマンスにも大きく影響

また、思春期を迎えると性ホルモンの分泌が活発になり、男子と女子では体つきが大きく変化 します。男子は筋肉や骨格が発達してがっちりした体形になりますが、女子は体脂肪が増え丸みをおびた体形へと成長。競技によっては体重や体脂肪量の増加はマイナス要因となり、パフォーマンスにも大きく影響することになります。

 

同じ競技でも、性別や種目によってピーク年齢は異なる!

スポーツキャリアにおけるピーク年齢は、必要となる筋力をはじめとした様々な要因が影響し、競技や性別でそれぞれ異なります。2013年に文部科学省が調査した「2020ターゲットエイジ強化育成プロジェクト(タレント発掘・育成コンソーシアム)」では、競技に応じたパフォーマンスピーク年齢と育成機関の関係性について発表されました。ここでは、同じ競技でも性別や種別(種目)によってピーク年齢が異なる例が紹介されています。

<例1:性差におけるピーク年齢の違い>
・比較的男子が早く、女子は遅い競技:サッカー、バスケット、バレーボール、レスリング、トライアスロンなど
・比較的女子が早く、男子は遅い競技:フィギュアスケート、スキージャンプ、バドミントン、射的(ライフル)など

<例2:同じ競技でもピーク年齢が異なる種目>
・陸上:中長距離よりも、短距離の方がピーク年齢は早い
・水泳:競泳(短距離)よりも、競泳(中長距離)の方がピーク年齢は早い
・スケート:スピードスケートよりも、ショートトラックの方がピーク年齢は早い

 

引退後のキャリアデザインは現役時代から組み立てよう

競技ごとのピーク年齢をあらかじめ把握しておくと、引退後のセカンドキャリアが始まる年齢がおおよそ見えてきます。スポーツ選手として脂がのっているピーク時に、競技へぐっと集中したい気持ちも十分に理解できます。ですが、引退後は今まで築いてきたスポーツキャリアよりも遥かに長い時間、セカンドキャリアに軸を置いた人生を歩むことになります。テレビ解説者や有名チームの監督になれるなど、スポーツに専念できるキャリアを育める人はごく一部、という現実が待っています。

もし、企業へ就職したり、もしくは自ら会社を起業したりといったビジネスパーソンのキャリアを考えるなら、現役時代からダブルキャリアとして企業で働く経験を積んでおくべきでしょう。足りないスキルを補うには、少しでも早いに越したことはありません。

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まとめ

引退後を見据えたキャリア形成に挑戦したいアスリートをはじめ、スポーツをしながら働く人を支えるパソナスポーツメイト。アスリート経験のある専門カウンセラーが、あなたの競技生活やライフプランに合った無理のないキャリア形成をお手伝い 。アスリートを応援する企業とのマッチングや、ビジネスマナー・OA操作などのスキルアップ講座の実施を通し、がんばるあなたをサポートします。詳しい内容はパソナスポーツメイトのWebサイトからご確認くださいね。

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