IF関数で勝敗結果を表示させよう【アスリートのためのOffice入門3】


シリーズ「アスリートのためのOffice入門」第3回は、Excelの便利な仕組みでもあるIF(イフ)関数を活用し、星取表に入力した点数から勝敗を判定、結果となるマーク(〇●△)を表示させる方法をご紹介します。
※ベースとなる星取表の作成方法は、「Excelで星取表を作ろう【アスリートのためのOffice入門1 】」をご覧ください。

 

関数はジュースの自動販売機だった?!

関数という言葉を聞くと、「数学?なんだか難しそう…」と苦手意識を持つ方が多いのではないでしょうか。実は関数とは、ある物を別の物に変える計算の仕組みのことなのです。といっても、まだ複雑に感じられるでしょう。

関数はよく、ジュースの自動販売機に例えられます。100円を入れて100円のウーロン茶のボタンを押すと商品のみが出てきますが、1,000円札を入れたときは、商品と900円のお釣りが出てきます。このように、押したボタンに応じて毎回同じジュースがでてくる、自動販売機にいくら入れるかによって出てくるものが違う、という仕組みが、「ある物を別の物に変える」関数の働きと同じなのです。

Excelの作業をするうえで、関数の仕組みを使えば様々な動作が自動化されます。理解するまではややこしく感じてしまうかもしれませんが、仕事の作業効率がかなりアップしますので、ぜひ覚えておきましょう。

 

Excelの便利機能「IF関数」とは?

IFとは「もしも~ならば」を表す英単語です。つまり、IF関数とは「もしも、ある条件がXXならば〇に変える。XXで無いならば●に変える。」と、「条件を満たす・満たさない」それぞれのケースで表示させる結果を変える仕組みのことです。

今回は、リーグ戦で使われる星取表に入力した点数が対戦チームより多ければ勝ち、つまり〇を表示させます。反対に少なければ負け、つまり●を、同点であれば△を表示させる仕組みを、Excelを使って作ることになります。

 

IF関数の基本形とその使い方について

=IF(論理式,そうであった場合,そうで無かった場合 )

この計算式がIF関数の基本形です。論理式とは「○○であるか、無いか」、続けてコンマ(,)で区切って、そうであった場合の処理と、そうで無かった場合の処理を指定します。式のみでは複雑でイメージが掴みにくいので、具体的な例を見てみましょう。

<例1>
もしも、セルA2に入っている数値が1なら〇、1以外なら×とするIF関数
=IF(A2=1,”〇”,”×”) 

※式の値、そうであった場合・そうでなかった場合の結果が「数値以外の場合」は、文字の前後を” “(ダブルクォーテーション)で囲みましょう。

また、条件がイコール(=)以外の場合、つまり条件で指定した数値より大きかったり小さかったりする場合は>や<といった不等号を、同じ値を含む「以上」「以下」の場合は>=や、<=のように不等号と等号を並べて使うこともできます。

<例2>
セルA2が1より大きいなら〇、そうで無ければ×とするIF関数
=IF(A2>1,”〇”,”×”)

このように、IF関数の基本形や等号・不等号を使って、星取表に入力した点数から勝敗を判定、結果となるマーク(〇●△)を表示させる計算式を作成しましょう。

 

IF関数を使って勝敗結果のマークを表示させよう

まずは上記のようなサッカーの星取表の枠を作成し、リーグ戦各試合の得点を入力します(表の作成方法はこちら)。

次に、五日市キッカーズと亀有サンダースの試合結果(2対0で五日市の勝ち)を、上の赤枠で囲ったセル番地「G5」に勝ち=〇、負け=●、引き分け=△のマークが、得点から自動反映されるようにIF関数で設定します。

ですが、上でお伝えした通り、IF関数は「そうであった場合/そうで無かった場合」の2パターンしか作れません。3パターンの結果(〇●△)を出し分けるには、関数の中に関数を入れる“ネスト”と呼ばれる入れ子構造を使う必要があります。

今回の場合は、「もし、五日市(F6)が亀有(H6)と同じなら△を、もし亀有と同じで無い場合(次からがネスト)、五日市が亀有より高いなら〇に、そうで無い(低い=負け)なら●を表示する」というIF関数が入ります。

<G5に入れた関数>
=IF(F6=H6,”△”,IF(F6>H6,”〇”,”●”))

あとは、G5に入力したこの関数を[右クリック] – [コピー]し、それぞれの対戦結果を表示させたいセルを選択し[右クリック] – [貼り付けのオプション]から[数式]を選択すると、各セル番地に合ったIF関数がコピーされます。

こうやってIF関数を使うことで、セルに得点を入力すると「勝ち・負け・引き分け」それぞれのケースで表示させる結果(〇●△)を変える仕組みを星取表へ設定することができます。

 

まとめ

「関数」という言葉の響きに苦手意識を持つ方も、仕組みや使い方をきっちりと理解し、実際にIF関数を設定してみることで、さほど難しい作業ではないことを実感してもらえると思います。ぜひ一度、あなたも手を動かして計算式を作成してみてくださいね。

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