【スポーツに関する資格】競技別指導者資格のひとつ「指導員」って?


【スポーツに関する資格】『スポーツリーダー』ってどんな資格?」では「スポーツリーダー(スポーツ指導基礎資格)」についてご紹介しましたが、もっと子どもたちへ向けた本格的指導にチャレンジしてみたいという方もいらっしゃるかもしれません。競技ごとの専門知識をさらに深く学び、スポーツ指導者として活躍したい方はぜひ、「指導員」の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

競技別指導者資格のひとつ「指導員」とは

公益財団法人日本体育協会※の「公認スポーツ指導者制度」に基づいて認定する競技別指導者資格の一つです。
※公益財団法人日本体育協会は、2018年4月1日から「公益財団法人日本スポーツ協会」に名称変更します。

地域のスポーツクラブ等において、その競技に初めて接する子どもたちや初心者を対象に、競技別の専門的な知識を活かして指導にあたる人のための資格。講習会を開いている団体は公益財団法人日本体育協会ではなく、競技によって異なります。そのため、資格取得条件は、受講する年の4月1日現在に満18歳以上(競技によっては満20歳以上)で、その他の条件は各中央競技団体が定めています。
※詳しい内容を知りたい方は、公益財団法人日本体育協会の資格紹介ページ「指導員」をご確認ください。

 資格取得に必要な課程

・共通科目Ⅰとして、35時間の必須カリキュラムを受講する必要があります。
※共通科目Ⅰは「スポーツリーダー」と同じ内容ですので、既に取得済の人は免除されます。

・受講したい競技の講習会を実施している団体(都道府県体育協会・中央競技団体など)へ申し込み、40時間以上の専門科目カリキュラムを受講します。

 

「指導員」の役割について

 指導員の役割は、自分が知っている技術をどの人にも同じように教えることではありません。地域のスポーツクラブ等においては、対象の年齢や性別などに合わせた指導を行うことが求められます。 特に子どもたちにとっては、競技に触れる初めての場になるでしょう。そこで、総合的な動きづくりができるようなプログラム作りを心がけたり、楽しみながらイキイキと取り組めるよう遊びの要素を取り入れたりすることも必要です。

 

「指導員」としてさらにステップアップするには?

専門的な競技知識を求められる「指導員」ですが、スポーツ施設の事業計画立案などにも携われる「上級指導員」へとステップアップすることで、さらに活動の幅が広がります。

「上級指導員」の資格取得には、共通科目Ⅰに加え共通科目Ⅱの学習が必要となります。このカリキュラムには 、スポーツプロモーションの手法や、競技中に事故が起こった際の指導者にかかる法的責任、動機付けやコーチングなどの心理作用、人権問題や組織のマネジメント方法、中高年・女性・障がい者など対象に合わせたスポーツ指導etc. 更に幅広い知識を学ぶことになるため、スポーツ選手のセカンドキャリア形成にとっても非常に役立つ内容とも言えるでしょう。

この資格を取得することで、競技ごとの専門的な知識を活かし、地域のスポーツクラブ等で年齢・競技レベルに応じた指導へと関わることが可能になります。また、地域スポーツクラブの事業計画立案などの知識を学べるので、指導者の中心的な役割を担う方や指導員の育成係として、更には広域スポーツセンターや市町村レベルでの指導者として活躍できる可能性が広がります。

 

まとめ

競技における専門知識を活かし、子どもたちへの本格的指導へも関わることが可能になる「指導員」。そしてより広い地域での競技指導や、指導者のリーダーとしての活躍が期待される「上級指導員」。これら2つのカリキュラム取得過程で得られる知識は、きっとあなたのスポーツキャリアをより幅のあるものにしてくれるでしょう。子どもたちに競技へ真剣に取り組むことの充実感を知ってもらいたい方はもちろん、指導者のセカンドキャリアとしてより自らのスキルを高めたい方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。

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