「発信力」を鍛えて、スポーツキャリアをどんどん加速させよう!


試合後の選手インタビューをはじめ、日々更新するブログやSNSでのつぶやきなど、アスリートの発言に多くの人が注目しています。スマートフォンやSNSの普及により、限られた一部のトップアスリートだけではなくどのアスリートも自分の意見を発信できるようになりました。ファンと直接コミュニケーションが取れたり、試合の集客アップにつながったりする一方で、周囲に配慮が足りない発言をすることで「炎上」と呼ばれるバッシングを受けてしまい、結果としてアスリート本人やその競技自体のイメージダウンにつながってしまうことも。自分の想いや考え方を上手に伝えるスキル、いわゆる「発信力」を鍛えることがアスリートにとって非常に重要なのです。

「発信力」を鍛えるメリットとは?

最近はブログやSNSのような「自分のことを発信できるメディア(媒体)」を多くのアスリートが持っています。これらを上手く活用することで、試合日程などの情報告知はもちろん、アスリート自身や競技の魅力などを発信することができるというメリットがあります。

メリットの一例

  1. アスリート自らが情報発信することで、他媒体やファンに直接メッセージを届けることができ、チームや自分自身、その競技のファンを増やすことができる
  2. スポーツ以外の関心やプライベートなど、自分の個性を知ってもらうことができる
  3. 発信力が高いと、スポーツコメンテーターやスポーツライター、または企業広報などのセカンドキャリアにもつながりやすい

 

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発信力を鍛えるためには「想像力」を働かせて

自分の発信したブログやSNSのつぶやき・画像が人にどんな印象を与え、どう受け取られ、どのような影響を与える可能性があるのかということを、常に意識しておく必要があります。ここで重要なのが、メッセージを受け取る側の立場になって想像力を目いっぱい働かせるということ。その具体例をご紹介します。

具体例

ウエアなどにプリントされたスポンサー企業のロゴが隠れていないか
→ 応援してくれる企業や人は、自社のロゴが見えていないことを知ったらどう感じる?

イメージを損なうような不適切なものが写真に映り込んでいないか
→ 毎回応援に来てくれているファンがそれを見たらどう感じる?

・自宅の最寄り駅や周囲の建物など、個人情報を特定できるものが写真に映り込んでいないか
→ 断片情報を繋ぎ合わせると住所が特定できることも。それを知った人はどんな行動を起こす?

・ファンやサポーターの顔写真を、本人の許可なく掲載していないか
→個人を特定できる顔写真は、立派な個人情報。勝手に公開されたらどう感じる?

・ワンクリック請求やフィッシング詐欺など、不正サイトを紹介していないか
→個人情報流出や不当な料金請求につながることも。自分が被害を受けたらどう感じる?

・誹謗中傷や、それらと誤解される内容になっていないか
→文面の受け取り方は人それぞれ。否定的な意見を見たらどう感じる?

このように「もし、自分が受け取る側ならどう感じる?」を常に頭の片隅へ置いておくことで、炎上リスクをある程度回避することができるでしょう。

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「発信力」を鍛えるために日々できること

炎上リスクや影響も考えながら書いたり話したりするには、まずは何よりも経験を積み、失敗と成功を重ねながら発信する「訓練」が必要です。ブログやSNSなどの「自分メディア」を持ち、想像力をフルに働かせながら、繰り返し発信し続けてみましょう。

発信するときに心掛けたいこと

・聞き手の存在をきちんと意識する
・自分が何を感じたかを日頃から意識的に言語化し、スマホのメモ機能などを使ってストックしておく
・人の受け売りや受け狙いではなく、自分が感じた正直な気持ちを“想像力を働かせながら”発信する
・ITリテラシーを高める(情報源が不確かな噂話などを真に受けてシェアしない、など)
・ブログやSNSを投稿する前には、必ず内容を見直すクセをつける
・(インタビューの場合)自分が話している姿を動画に撮って客観的に見る

 

まとめ

試合後のインタビューコメントには一言一句決められた台本があるわけではなく、アスリート本人の実体験から自然と出ている言葉だからこそ、多くの人の心をつかむのです。ただし、これらも「なんとなく」話しているのではなく、日ごろから「発信力」を鍛えているからこそできること。こつこつと訓練を重ねてスキルを高め、自分の想いを、いざ!というときに伝えられるよう鍛えておくのがおすすめです。

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