運動神経は遺伝?父親や母親の運動神経は子供に影響する!?


父親や母親の運動神経は子供に影響を及ぼすのか、運動が苦手な人ほど気になるのではないでしょうか。子供の運動神経は遺伝による影響もありますが、育て方による違いもあります。子供への運動神経の遺伝やそのほかの要因についてまとめました。

運動神経に遺伝は関係する? 

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運動神経には遺伝と環境の両面が影響しています。骨格や筋力、筋肉量には遺伝による要素があり、瞬発力に関係する速筋線維と持久力のある遅筋線維の割合も遺伝が関与しています。一方で、親がトレーニングで鍛えて筋肉量が多い場合は、環境的な要因ですので遺伝はしません。

また、運動神経は母親の遺伝の影響が大きいという考え方から、スポーツチームではレギュラーを決めるときに母親の体型をみるといったケースもあります。しかし、運動神経の遺伝で母親が優位なことに、明確な根拠はないです。

運動神経に遺伝は数十%関係!? 

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では、遺伝は運動神経にどのくらいの影響を及ぼしているのでしょうか。

運動神経に影響する遺伝的特性は、スポーツ全般では約66%、有酸素運動では約40~50%とされています。筋肉に関わる遺伝をみていくと、筋力や筋肉量は50~60%程度遺伝が関与しています。速筋繊維と遅筋線維の割合の遺伝は約45%程度です。

細胞に含まれるミトコンドリア遺伝子の型からみていくと、日本人は12の型がありますが、一般的な人ではF型が約6%、G1型は約3.7%です。これに対して、瞬発力に優れたスポーツ選手ではF型15%、持久力のあるスポーツ選手はG1型が8.9%とそれぞれ高い割合となっています。遺伝子の型は運動神経に一定の影響を及ぼしていることが推察できます。

子供の運動神経は運動で変わる! 

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運動神経に遺伝的な要素は関係しますが、実際の子供の運動能力は親の育て方も大きく関係しています。

運動をよくする親の子供は、自然とスポーツをする機会に恵まれやすいです。反対に運動が苦手な母親は、子供に運動をさせる機会が少なくなりがちです。すると、スポーツが得意な人の子供はスポーツが得意、スポーツが苦手な人の子供はスポーツが苦手となりやすく、すべてが遺伝の影響と思い込みやすいのです。

子供の頃に、外遊びなどを通してさまざまな動きを体験することが運動神経の向上につながります。

まとめ

子供の運動神経には遺伝も関係していますが、子供の頃にいろいろな運動をすることで養われる部分も大きいのです。体を動かす機会を多くとれるように、公園に遊びにいくなど外遊びの機会を増やすことが運動神経の発達につながっていきます。