ゴルフの賞金 配分方法はどうなっているの?仕組みについてご紹介


ゴルフ大会の賞金といえば「総額〇億円」など、とても高額なイメージがありますね。この総額を順位によって出場者に分配するのですが、どのような計算で分けられるのでしょうか。賞金の配分方法や、世界の賞金事情などを調べました。

ゴルフトーナメントの賞金配分方法って?

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現在JGTO(日本ゴルフツアー機構)の規定では、優勝した選手には賞金総額の20%が贈られることになっています。続いて2位は10%、3位6.8%と続き、65位以下は一律0.219%(男女共)です。

例えば国内の代表的な大会のひとつである、日本オープンゴルフ選手権。2015年シーズンの賞金総額は2億円でした。この場合の選手への賞金額は、1位は4000万円、2位は2000万円、3位は1360万円となります。そして65位以下は一律4万3800円です。

ちなみに予選落ちの選手は0円。プロにとって、大会の予選を通過できるか否かは大変重要な問題です。そして、アマチュアは順位にかかわらず0円となります。

一方で日本のツアーではなく、米国男子ツアーでは、1位は18.0%、2位は10.8%、3位は6.8%。女子ツアーは 1位は15.0%、2位は9.0%、3位は6.8%です。
全米オープン男子の優勝賞金は180万ドルですが、単純に1ドル=100円で換算すると、なんと1億8000万円!日本オープンのおよそ4.5倍ですね。
次はそんなリッチな印象の、アメリカゴルフの賞金事情を見てみましょう。

賞金総額トップは米国PGAツアー

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全世界のゴルフツアーの中で、一番賞金総額が高いのはアメリカの男子ツアー(PGA)です。2015年シーズンは全部で46試合 (開催時期が重複するものを含めると49試合) が行われるスケジュールとなっており、賞金総額は 3億 3420万ドル (日本円に換算すると約 350億円)にもなります。これは日本ツアーの総額34億3000万円と比較するとおよそ10倍の金額です!米国ツアーの賞金総額はタイガーウッズの活躍などを受けて、ここ10数年で飛躍的に上がりました。

ちなみに米国女子ツアー(LPGA) は、2015年シーズンは 34試合、賞金総額は 6300万ドルです。これは日本女子ツアー35億2000万円の 約 2倍の金額になります。

次は、ゴルフ界でよく聞かれるワード「賞金王」についてです。

賞金王はこんなに稼いでいる!

Golden golf award

ゴルフにおける賞金王とは、そのシーズンに最も多くの賞金を獲得した選手、つまり賞金ランキングのトップになった選手のことです。 2015年度の日本の賞金王は、男子は金庚泰(キム・キョンテ/韓国)で総額は1億6600万円、女子はイ・ボミ(韓国)で2億3000万円でした。ここ数年は女子の総額が男子総額を上回っています。

ちなみに大会への出場権には、この賞金ランキングが大きく関わってきます。日本では上位60位までに入るとシード権が与えられ、来年の大会への出場資格が得られます。

ところで賞金額の多い選手は、所得税などの納税額も比例して多くなるのではないでしょうか。気になる賞金と税金の関係について調べました。

プロゴルファーの気になる税金 所得税はどうなってるの?

Tax concept with calculator computer keyboard

賞金額が大きくて華やかな印象のあるプロゴルファーですが、職業の形態としては一般の個人事業主と同じです。1年間の獲得賞金から、大会会場までの交通費や宿泊費、大会へのエントリー代などの経費を引いて、残った金額から税金額を算出するのです。

例えば獲得賞金の総額が1000万の場合。諸経費を500万とすると残りが500万円となり、税率は20%、控除額が427500円となります。
5000000(円)×0.2-控除額427500=57万2500円が納める所得税額です。

プロゴルファーとして活動していると、大会に出場するための諸経費や納める税金が意外と高額になります。それなので、実際の手取り金額は一般のサラリーマンと同程度、あるいは下回ることも珍しくありません。成績が振るわなければ赤字になることだってあるのです。

まとめ

プロゴルフの世界は、賞金額だけ見るとすごく稼げるイメージがありますよね。しかし実際は、大会の賞金だけで食べていけるのは上位選手の一部のみです。プロゴルファーの多くは、ゴルフ場の社員やコーチとして働いて生計を立てています。しかしそれすらも、大会の成績が悪いと解雇されることもあるのです。やはり実力が全ての世界は厳しいものなのですね。