「マスターズ」って何歳から挑戦できるの?


学生時代は部活動をはじめ、様々なスポーツに励んでいた人たちも、社会人となり忙しさに追われる日々で、続けられなくなって辞めてしまった人も多いですよね。また、いざ時間に余裕ができて再開したり、新たなスポーツに挑戦したりしても、自分のレベルを試す大会などもなく、なかなか向上心につなげられないことも。

そんな人に知ってもらいたいのが「マスターズ」。シニア世代向けのものと思いきや、幅広い世代で参加できる競技も多く、大会や競技会も全国各地で行われています。今回は、そんな「マスターズ」についてご紹介。これからもスポーツを”生涯スポーツ”として楽しんでいく上でも参考にしてみてください。

 

そもそも「マスターズ」とは?

「マスターズ」と聞くと、ゴルフやテニスなどの競技で、世界トップランクの選手が集まって行なわれるトーナメントを思い浮かべる人もいると思いますが、今回紹介するのはその「マスターズ」ではありません。

高齢化社会が進行する中で、シニア世代を中心に健康に対する意識がより高まっている現在。健康の維持やレクリエーションを目的として多くのシニア世代もスポーツに取り組んでいます。中でも“競技志向の高い”シニア世代を対象としたスポーツ大会が「マスターズ」と呼ばれるものです。 その代表格が、公益財団法人日本体育協会※主催の「日本スポーツマスターズ」です。

シニア世代で生涯スポーツに親しんでいる人が自らの技量を試すことができ、かつて競技スポーツで活躍をした人にとってのセカンドステージとして取り組める場として生まれたのがこの「日本スポーツマスターズ」。2001年より年に1度開催され、2017年9月に行われた兵庫大会では、水泳・サッカー・テニス・バレーボール・バスケットボール・自転車競技など13競技で熱戦が繰り広げられました。

この大会では原則35歳以上が対象でしたが、競技によって参加資格の年齢が異なるほか、年齢によるカテゴリー分けもさまざまで、幅広い年齢層の人がチャレンジできる大会となっています。ほかにも、競技ごとにも独自の「マスターズ協会」や「マスターズ連合」などがあり、それぞれが主催する大会や競技会なども盛んに行われています。いくつか代表的な競技を見てみましょう。
※2018年4月1日に「公益財団法人日本体育協会」は「日本スポーツ協会」に改称予定

 

10代でマスターズに参加!?

「マスターズ」=シニア世代と捉えられがちですが、水泳では10代でもマスターズに参加することが可能です。 一般社団法人日本マスターズ水泳協会の参加資格では、 国際的には25歳以上と規定していますが 日本では18歳以上としており、18~24歳、25歳から5歳ごとに区分した年齢別で競技を行っています。国内で毎年80~90前後の公式・公認競技会が開催されており、のべ14万人を超える出場者となり、その規模の大きさが伺えます。

水泳は、元々競技として続けている人はもちろん、全身を使った有酸素運動という競技の特長から、健康維持を目的とした“生涯スポーツ”としても始められる要素が高いので、これからますます参加人数も増えていくのではないでしょうか。

 

自分に合った種目で楽しむ陸上

陸上も10代でマスターズに参加可能です。公益社団法人日本マスターズ陸上競技連合では、男女共に35歳以上であれば、競技成績に関係なく会員になれるほか、18歳(高校卒業・学連登録者を除く)から入会でき、登録すればマスターズ大会に出場できます。水泳と同じく18~24歳、25歳からは5歳ごとに区分した年齢別で競技を行います。

陸上は、種目のバラエティの豊富さが魅力の一つ。「走る」、「投げる」、「跳ぶ」といった全く異なる動きの種目が並ぶので、現状での自分の体力や瞬発力、身体的特徴などと照らし合わせながら種目を選んで、競技力を身に付けていくことができます。

水泳・陸上ともに5年ごとにクラス別においての最若手となり、記録更新や上位入賞のチャンスもあるので、いくつになっても向上心を持って自分を高めていけるのも「マスターズ」の醍醐味 です。

 

ほかにはどんな競技がある?

前述した「日本スポーツマスターズ」では、ほかにも様々な競技が実施されているのでご紹介します。参加資格と合わせて参考にしてみてください。(※2017年兵庫大会の概要参照)

■水泳・・・(男子)30歳以上(女子)30歳以上
■サッカー(男子)・・・35歳以上
■テニス・・・(男子シングルス)35歳以上(男子ダブルス)45歳以上
 (女子シングルス)40歳以上(女子ダブルス)40歳以上
■バレーボール(9人制)・・・(男子)満40歳以上(女子)満35歳以上
■バスケットボール・・・(男子)満40歳以上(女子)満40歳以上
■自転車競技(トラック・レース)・・・(男子)35歳以上(女子)35歳以上
■ソフトテニス・・・(男子)35歳以上(女子)35歳以上
■軟式野球(男子)・・・満40歳以上
■ソフトボール・・・(男子)壮年チーム(40歳以上)(女子)エルダーチーム(35歳以上)
■バドミントン・・・(男子)50歳以上(女子)50歳以上
■空手道・・・(男子)40歳以上(女子)35歳以上
■ボウリング・・・(男子)満45歳以上(女子)満45歳以上
■ゴルフ・・・(男子)55歳以上(女子)50歳以上

 

まとめ

かつて、日本を代表する選手だったトップアスリートと市民アスリートが“同じ舞台”で競い合えるのが最大の魅力でもある「マスターズ」。自分よりも年上の人たちが生き生きと頑張っている姿を見るのは大きな刺激となり、スポーツを続ける意欲へとつながることも。大人になってから競技を始めた人でも、一度辞めてしまった人でも、いくつになってもチャレンジできますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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