それ、本当に必要なこと? 行動の「断捨離」で練習の質をアップさせよう


「断捨離」と聞くと、余計な物を思い切って捨てる片付けの極意といった印象がありますよね。でも、実はそれだけではありません。今回ご紹介するのは、行動についての「断捨離」。余計な行動をそぎ落とすことで、様々なメリットが得られ、スポーツや仕事にも応用することが可能です。練習の質をアップさせたい方はぜひ参考にしてくださいね。

 

スポーツや仕事でも役立つ!行動の断捨離とは?

断捨離の本質とは、精神面や生き方などを含めて自分にとって必要なもの、不要なものを見極めていくことです。ではなぜ、行動の断捨離がスポーツにも有効と言えるのでしょうか。

睡眠、食事、移動、練習etc.私たちは、1日24時間という限られた時間の中で、常に何かの行動をしています。そのうえで新しいことを始めようとしても「時間が足りない」「やることが多すぎる」と感じてしまうのは当然のこと。新しいことを始めるためには、行動の断捨離をして時間を創出しなければならないのです。

 

3STEPでできる!行動の断捨離をやってみよう

1.自分がしている行動を洗い出す

世界的に有名な経営学者のドラッカーは、「時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない」という言葉を残しています。まずは、自分がどんなことに時間を費やしているのかを可視化することから始めましょう。ざっくりでかまわないので、朝起きてから寝るまでの間に、どんな行動にどれだけの時間を使っているかを書き出しましょう。なるべく細かくリスト化することで、自分がどんなことに時間を使っているのかが一目でわかります。

2.断捨離すべき行動を決める

自分の行動を洗い出せたら、次は優先順位をつけて断捨離する行動を決めましょう。断捨離すべき行動かどうかを判断する基準は、「生産性」「ネガティブ」の2つ。なんとなく惰性で続けていること、人から言われたまま習慣化しているムダな行動(練習)、ネガティブな感情を抱きながらやっていることなどは、この機会にすべて捨て去りましょう。日常生活においても、TVやSNSの利用時間、なんとなくコンビニに寄る、寝る前にスマホチェックをするなど、生産性を下げ、時間を浪費するだけの悪しき習慣は断捨離してしまいましょう。

3.思いきって断捨離する

「自分に不要な行動だと理解していても、長年の習慣でなかなかやめられない」そんなときこそ、あまり考えすぎずに思い切って断捨離してみましょう。あれこれ悩むことこそ、生産性の低い行動なのです。考えるべきは、「いまの自分にとって必要な行動か」という点のみ。過去は過去として、これからの自分にとって必要ない行動であれば、思い切って捨ててしまいましょう。

 

なかなかやめられないことを断捨離するには

そうはいっても、長年の習慣でなかなかやめられないこともあるでしょう。そんなときは、次のようなポイントを参考にしてください。

ケース1「練習内容を見直すには」

練習内容を見直すときのポイントは、練習の目的をはっきりさせることと、今の状態に見合った内容になっているかを判断すること。よく言われる「練習のための練習」、ただ練習量をこなすためだけの練習になっていないかを客観的に見極めてください。また、「昔はこの練習方法でうまくいっていたから…」という過去の成功体験は潔く捨て去り、今の自分にふさわしい練習内容だけを選び取りましょう。自分のモチベーションを高めるような練習メニューを工夫するのも大切ですね。

ケース2「習慣化していることを断捨離するには」

習慣化したことをやめるのは、たしかにハードルが高いものです。たとえばスマホが典型的な例ではないでしょうか。ちょっとした時間にスマホを取り出し、SNSやWebサイト、アプリをチェックしてしまう。現代人のあるあるですよね。1回に閲覧するのはわずかな時間でも、それが1週間、1か月となるとかなりの時間を費やしていることになります。でも、生活のいたるところで身近にあるスマートフォンを使わずに過ごすのは難しいものです。

スマホ断捨離を成功させるひとつの方法は、あえて気軽に使えないような環境を作ること。たとえばベッドサイドの充電器を別の部屋に移動させる、アプリを削除するかフォルダの深い階層に移してしまう、食事中はスマホを机の上に出さないなどの方法が有効です。他にも、用もないのにコンビニに寄ってしまう習慣をやめたいなら、道を変えてみるなど、不要な習慣を断捨離するための工夫を考えてみましょう。

 

まとめ

行動の断捨離は、一度やってしまえば終わりというものではありません。行動をするたびに「これは今の自分にとって必要な行動なのか?」という自分への問いかけを繰り返してください。実は、これはPDCAサイクルのCheck(評価)に当たる行動です。適切な行動サイクルを回すうえで重要なチェック機能を、行動の断捨離によって強化できれば、よりいっそうムダのない練習・仕事ができるでしょう。

 

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