やる気が起こると言われている「色・香り・食べ物」って?


春は気温や環境の変化が多く、他の季節に比べて疲労感やストレスで体調を崩しやすい季節と言われています。近頃では、春特有の心身の不調は“春バテ”と呼ばれ、多くのメディアでも取り上げられています。「どうしてもやる気が出ない…」そんなときは身近にある“やる気を引き出すアイテム”を活用して、モヤモヤから抜け出すきっかけを得るのも一つの手段です。今回紹介する方法を参考にして、自分に合った“やる気スイッチ”を見つけてみてください。

 

刺激を与える「色」とは?

「色」は“色彩心理”として、私たちが思っている以上に人の心の働きに大きな影響を与えています。まずは、この「色」の効果を使って、やる気を引き出す方法を探ってみましょう。

やる気に関係してくるのは、心身の状態を調整する自律神経です。自律神経は身体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経がありますが、やる気が出ないときは、自律神経が乱れ交感神経が弱っているということ。「色」を見ることで交感神経を刺激し働きを活発にすれば、自然とやる気にもつながるというわけです。では、どのような「色」がやる気を生み出し、モチベーションを上げる手助けをしてくれるのでしょうか。

情熱や活力、興奮といった生命力やエネルギーを呼び起こす色。交感神経を刺激し、血圧や脈拍、呼吸数を高めて身体を活動的にさせてくれるので、やる気が出ないときには最も効果的。ただし、疲れているときやイライラしているときは、まずはこれらのやる気の出ない要因を取り除くことが必要です。「緑」や「青」を取り入れ、疲れを癒して心身を落ち着かせた後に、強い刺激の「赤」でパワーチャージすることで効果をより活用できます。
また「赤」は多用しすぎると、怒りや攻撃などネガティブな表れ方をすることもあるので、使うアイテム数やボリュームに注意を。明るい赤だけでなく深めの色合いの赤を使えば、同じ赤でも印象が変わるのでオススメです。

オレンジ

日光の色に近いオレンジは”陽気であたたかい高揚感”を表す色で、心身のバランスを整え身体を活動的にしてくれます。「赤」よりも刺激が少ないものの、緊張や恐怖、不安を取り除き、ストレスを和らげる効果もあって前向きな気持ちにさせてくれる色です。

日常使いする文房具や毎日目にするインテリアなどの一部に使ったり、洋服・アクセサリーで身につけたり。また、気分転換として、お部屋に赤やオレンジ色の花を飾ってみてはいかがでしょうか。

 

「香り」で脳を活性化!

「香り」は嗅神経を通って、感情や欲求に直接深く関わる「大脳辺縁系」や自律神経をコントロールする「視床下部」へダイレクトに伝わります。それゆえ、脳を活性化させるには五感の中で嗅覚=「香り」がもっとも大きな影響を与えると言われています。

そんなやる気を出させる万能薬となりそうな「香り」を取り入れる方法として、アロマオイルを使ってみてはいかがでしょうか。アロマと聞くと、”リラックス”や”癒し”のイメージを持ちますが、やる気にも強く関わっている「香り」もあります。ここでは、刺激的でやる気や元気を引き出す精油(エッセンシャルオイル)をご紹介します。

柑橘系

交感神経を刺激して活発にする作用のある「グレープフルーツ」や、集中力を高め気持ちを切り替える働きのある「レモン」、リフレッシュやリラックス効果があり、不安や緊張・ストレスから解放し、気分を前向きにする効果が期待できる「オレンジ・スイート」などが代表格。爽やかで清涼感があり、かつ馴染みのある匂いなのでどれも取り入れやすいですよ。
※「グレープフルーツ」と「レモン」の精油(エッセンシャルオイル)に含まれる成分の一部は、光毒性(紫外線に当たるとシミや炎症など皮膚トラブルを引き起こす)があるので、皮膚に塗布した後は日光を浴びないよう注意してください。

ハーブ系

鼻にツンと抜ける香りが特徴的な「ローズマリー」は、集中力や記憶力を高める作用や、精神を高揚させる働きがあり、やる気や自信がないときに効果を発揮。メントールのスッとした独特な香りの「ペパーミント」は、神経を刺激する作用と鎮静する両方の作用を持ち合わせています。疲れてやる気が出ないときに活力を与えたり、逆にイライラや怒りなどの興奮を鎮めたりしてくれます。強い清涼感が脳をクリアにしてくれるのでリフレッシュ効果も大です。

フローラル系

リラックス効果の高い「ラベンダー」は、安眠効果もあることでも知られています。やる気アップには、十分な睡眠が不可欠。ぐっすりと眠るために使用してみてください。

これらの「香り」は、刺激を与えてやる気アップを促しつつ、爽やかな気持ちにもさせてくれるので気分がリフレッシュできるのも魅力ですね。

 

効果的な「食べ物」で脳に栄養補給を

やる気が出ない要因の一つとして、脳の栄養不足があるのでは?脳も身体と同じように食事からの栄養で動いているので、栄養不足で脳の働きが弱まればやる気などの感情も鈍くなります。適切な栄養補給をして脳の働きを助けるには、どんな栄養素や成分を摂取するのが効果的なのでしょうか。

チロシン、フェニルアラニン

どちらもアミノ酸の一種で、集中力を上げるノルアドレナリンや、気持ちを高揚させてやる気を起こさせるドーパミンの原料。
<代表的な食材>
チーズなどの乳製品、大豆、きな粉、高野豆腐、アーモンド、落花生、マグロやカツオなどの赤身魚、肉類、タラコなど

テオブロミン

カカオの主成分。脳を活性化してやる気を起こし、集中力や記憶力をアップさせる効果が。ただし、過剰摂取は激しい利尿作用や興奮作用を高めすぎてしまうことにつながるので、注意が必要です。
<代表的な食材>
チョコレート

食事でこまめに摂取できない場合は、これらの栄養素が入ったサプリメントなどで代用してみては?

 

まとめ

気分転換程度に、生活の中に何か一つでも取り入れてみると、思いがけない効果に出合えるかも。身近にあるものが多いので、なんとなくやる気がなくなったときにぜひお試しください!
※それぞれの効果には個人差があります。あくまでも一般的な参考として捉えてください。