スポーツ競技の日本代表に名付けられる「○○ジャパン」をまとめました!


さまざまなスポーツ競技の世界大会において、日本代表チームが活躍していますよね。テレビや新聞でその健闘が伝えられる際、その日本代表チームに「○○ジャパン」という愛称が名付けられることが多くなったと思いませんか? 最近では2018年6月、ハンドボール男子日本代表の愛称が「彗星ジャパン」に決定しました。今回は各競技の日本代表チームに名付けられている「○○ジャパン」という愛称と、その由来の一部を紹介します。

愛称が「○○ジャパン」になった背景とは?

1970年代に大活躍したスキージャンプ日本代表のことを、メディアが「日の丸飛行隊」と命名したのが、日本代表チームの愛称の先駆けと言われています。しかし、その後はこのような愛称が各競技に広がることはなく、「全日本」や「ナショナルチーム」などの呼び名で、日本代表を表す時代が続きました。

大きなターニングポイントとなったのは、2004年。オリンピックへの出場を控えたサッカー女子日本代表の愛称が、公募により「なでしこジャパン」と命名されました。女子サッカーの認知度を高めるために付けられた愛称でしたが、その世界大会での活躍により一気に知名度がアップ。さらに、健気にひたむきに戦う姿は多くの人々の胸を打ち、好感度も飛躍的に上がりました。こうして「なでしこジャパン」が世間に定着したことより、これに続けと各競技団体が日本代表に愛称を付ける流れになったのです。

一方で愛称とは別に、ラグビーやサッカー、野球などでは「監督名+ジャパン」という名称で、各種メディアから呼ばれるケースもあります。しかし、監督中心のチームという印象を与えるうえ、監督が交代する度にその名称も変わってしまうことから、チームの呼称として長く愛されるよう、公募や協会で定めた「○○ジャパン」という愛称を使うことが多くなっています。

それでは、現在どのような「○○ジャパン」が存在しているのかご紹介しましょう。

 

国民的スポーツ・野球の愛称は?

野球の日本代表に愛称が付いたのは、「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の参加がきっかけ。人気スポーツなのでメディアでも数多く取り上げられ、野球自体の認知度も高かったため定着するのも早かったようです。ご存知だった人も多いのでは?

【男子】侍ジャパン

由来:もともとは、「監督+ジャパン」の名称で呼ばれることの多かった野球の日本代表ですが、WBCの出場が決定した2009年、監督就任記者会見で新たな呼称として「侍ジャパン」が発表。「日本代表チームを監督名で呼んで欲しくない」という、原辰徳監督と加藤良三・日本野球機構(NPB)コミッショナーの想いからこの愛称が誕生しました。

2013年には、日本野球機構の方針により、プロ、アマチュア、社会人、学生、女子の日本代表を含む、すべての世代の野球日本代表を総称し「侍ジャパン」と呼ぶことに決定。WBCに参加する日本代表チームだけが「侍ジャパン」ではないというのが特徴的です。

【女子】マドンナジャパン

由来:2008年、女子ワールドカップが愛媛県松山市で開催された際に命名。松山市は夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台でもあり、その物語に登場する「マドンナ」にちなんで付けられました。前述したように2013年、女子野球の日本代表に対しても「侍ジャパン」の名称が使われるようになりましたが、今でも「マドンナジャパン」の愛称も並行して使用されています。

 

海外でも愛称がよく使われるサッカー

サッカーは、各国代表が愛称で呼ばれることの多いスポーツ。特に、ユニホームの色を母国語で表していることが多いようです。例えば、イタリアの「アズーリ」(イタリア語で青)、オランダの「オラニエ」(オランダ語でオレンジ)、フランスの「レ・ブルー」(フランス語で青)などがあります。日本代表の男子も、色にまつわる愛称が付けられています。

【男子】SAMURAI BLUE(サムライ ブルー)

由来:誇り高き「サムライ」と、日本代表のチームカラーである「ブルー」を組み合わせたものです。もともとこの愛称は、2006年のワールドカップで使うための“キャッチフレーズ”として用意されたのが始まり。日本サッカー協会が提示した5つの候補から、サポーター投票により選ばれて命名されました。大会後、そのまま日本代表チームの愛称として使用することが決まり、現在に至っています。他のスポーツの愛称ように、「ジャパン」が付かないながらも、日本を連想させる「サムライ」がワードとしてあるので、多くの日本サッカーファンに受け入れられています。

【女子】なでしこジャパン

由来:清楚で凜とした美しさを持つ日本女性の理想像「大和撫子」が由来となっています。選手らの活躍によって、「なでしこジャパン」は一躍日本中で話題となり、2011年の新語・流行語大賞に選ばれたほど。この人気ぶりは、他の競技にも大きな影響を与えたといえるでしょう。

 

まだまだある「○○ジャパン」!

野球やサッカー以外の競技でも、さまざまな愛称があります。競技の特徴を捉えたものから、日本をイメージする単語が付いたものなどいろいろ。初めて目にするのもあるのではないでしょうか?

<バレーボール>【男子】龍神NIPPON 【女子】火の鳥NIPPON
<バスケットボール>【男子・女子共通】AKATSUKI FIVE
<ラグビー>【男子】ブレイブ・ブロッサムズ 【女子】サクラフィフティーン など
<ハンドボール>【男子】彗星ジャパン 【女子】おりひめジャパン
<ホッケー>【男子】サムライジャパン 【女子】さくらジャパン
<水球>【男子】ポセイドンジャパン
<競泳>【男子・女子共通】トビウオジャパン
<シンクロナイズドスイミング>【女子】マーメイドジャパン
<新体操>【女子】フェアリージャパンPOLA
<空手>【男子・女子共通】雷神ジャパン

いずれにしても愛称は、国際大会への出場など各競技が躍進することで世間に浸透していきます。競技のレベルアップを図ることが、愛称をより多くの人に知ってもらう一番のきっかけになることでしょう。

 

まとめ

各競技における「○○ジャパン」という愛称について、あなたはいくつ知っていましたか? 日本らしさにこだわったものから、競技の特徴を表したものまでバリエーション豊富で、すぐに使いたくなるような愛称も多いですよね。認知度にはまだまだ大きな差がありますが、各競技の日本代表の活躍次第では、これらの愛称がメディアをはじめ世間でも注目を集め、もっと私たちに馴染み深いものになるかもしれません。