新しい紅葉の楽しみ方!秋はツリーイングに挑戦してみよう


高い木を見上げると、幼い頃に木登りをした記憶が蘇ってくる。そんな方におすすめしたいのが、新感覚のアウトドアレジャー「ツリーイング」です。季節を問わずに楽しむことができるアクティビティですが、なんといってもおすすめの季節は秋。木の上の世界から見る紅葉は、いつもとは違った趣が感じられるかもしれませんよ。今回は、人気急上昇中の「ツリーイング」の魅力を掘り下げます!

ツリーイングってどんなアクティビティ?

1980年代前半のアメリカで広まった、ロープを使う木登り技術をもとに、「安全で楽しい木登り」として日本で誕生したのがツリーイングです。ツリーイング(Tree+ing)の名づけ親であるNPO法人ツリーマスタークライミングアカデミー(略称:TMCA)は、埼玉県の本部や近畿・中国を拠点に、全国でツリーイング技術の普及、安全性の向上などの活動をしています。ちなみに、Tree+ingという名には、次の3つの「+ing」の意味が込められているのだそう。

  1. Climbing(木に登る):安全で楽しい木登りの技術を伝える
  2. Learning(木から学ぶ):木と人との関わりを学ぶ
  3. Sharing(互いに共有する):自然とのつながりを感じ、互いに分かち合う

子どもや初心者も安心!人にも自然にも優しいツリーイング

ツリーイングは、ヘルメット・軍手・ツリーハーネス(安全ベルト)を装着し、ハシゴのようにかけられたロープに足をかけて登っていきます。手を離しても落下の心配がなく、体力に自信のない方でも楽に登れることから、小さな子どもや初心者でも安心です。専門スキルを持ったインストラクターによる、ツリーイングに適した健康な木の選定や、巧みなロープワークなどの安全対策も万全。ロープは枝に輪っか状に垂らしており、樹木とロープが直接触れないようパイプを通してあります。こうした樹木にダメージを与えない配慮も、自然とのつながりを大切にするツリーイングには欠かせません。

 

五感で季節を味わえるツリーイングの魅力

鳥の目線になって、木の上から眺める景色。ロープに揺られる感覚を楽しみながら、五感で味わう自然。ロープとツリーハーネスの力を借りて、自力で高い木の上に到達する達成感。その他にも、ツリーイングの醍醐味はたくさんあります。たとえば木の上で「インスタ映え」する写真を投稿して、フォロワーさんをアッと言わせるのも楽しいかもしれないですね。鳥のさえずりを近くで聞いたり、インストラクターが用意してくれるハンモックに寝そべってみたり、木の上で自由な時間を過ごしましょう。安全・快適にツリーイングを楽しむためには、カメラには長いストラップを取り付け、季節によっては防寒対策をしっかりするなどの準備も必要です。

ツリーイングはキャンプ場や公園をはじめ、アドベンチャー施設・音楽フェスなどでも体験可能です。「ツリーイング+地名」で検索すると、ツリーイングを実施している施設やイベント情報がヒットするので、ぜひチェックしてください。

 

昔も今も、人は「登る面白さ」に夢中になっている!

実は、ツリーイングのようにロープを「登る」競技はかつてのオリンピックにも登場していました。それは、1896年の第1回大会から1932年の夏季オリンピックまで実施された「綱登り」種目。1904年のセントルイスオリンピックで優勝したアメリカのジョージ・アイザー選手は、片足が義足ながら強靭な腕力で綱を登り、みごと金メダルを獲得したことで知られています。

そして近年、ツリーイングを含めた「登る」というアクティビティの面白さに注目が集まっています。その理由のひとつは、東京オリンピックの追加種目に「スポーツクライミング」が採用されたこと。15mの壁を登る速さを競う「スピード」、制限時間内に高さ4mの壁をいくつ登れるか競う「ボルダリング」、制限時間内に高さ15mの壁をどこまで登れるかを競う「リード」の3種目があり、素手とクライミングシューズのみで限界に挑戦する究極のスポーツとして世界中から熱い視線を注がれています。

 

まとめ

高い樹上の世界を全身で感じるというのは、ツリーイングでなければ味わえない非日常の体験。普通の木登りと違って、誰でも安全にカンタンに登れることから、親子でアウトドアレジャーを楽しみたい方にもオススメです。今年は「ツリーイングの秋」を満喫してみませんか?