ルールはある?人気の色使いは?サッカー代表「ユニフォームの配色」について


今回取り上げるのは、サッカー代表チームの「ユニフォームの配色」について。FIFAが発表しているレギュレーション(ルール)の解説や日本のユニフォームに込められた想い、2018年ワールドカップでの世界各国代表の配色傾向などを紹介します。

 

サッカーの1st、2ndユニフォームそしてレギュレーションについて

サッカーに限らず、ラグビーやバスケットボールなど他のスポーツでも、ユニフォームは1st(ホーム)・2nd(アウェイ)という2パターンの色のユニフォームを準備しているのが基本です。これは、相手チームとのユニフォームカラーが重なってしまったときの対策が主な理由で、FIFAのレギュレーションにも以下のように記されています。

Each team shall inform FIFA of two different and contrasting colours (one predominately dark and one predominately light kit) for its official and reserve team kit (shirt, shorts and socks).

訳:どのチームもFIFAに対し、2つの異なる対照的な色(1つは暗い色、もう1つは明るい色を基調とした)1stユニフォームおよび2ndユニフォーム(シャツ、ショーツ、ソックス)を提示しなければならない。

日本代表のユニフォームといえば、青!

サッカー日本のユニフォームと言えば、やはり「サムライブルー」の印象が強いのではないでしょうか。実は、代表チームのユニフォームに青が採用されたのは80年以上前のことなのだそう。1936年ベルリン五輪のサッカー競技で、青色のユニフォームが採用されたことにはじまり、それ以降も日本代表のチームカラーとして定着しました。1988年には、日の丸にちなんだ赤色が採用されたことがあったものの、1992年からは再び青いユニフォームに戻されています。

そして、2018年のホーム用ユニフォームに採用されたのは、日本に古くからある紺色の一種である「勝色(かちいろ)」。縁起物として鎌倉時代の武士や明治時代の軍人に好まれたこの色には、勝利への強い想いが込められています。それに対してアウェイ用ユニフォームは、紅白カラーで日の丸のカラーを近未来的に表現しています。

そして、ユニフォームの胸には公益財団法人日本サッカー協会(JFA)のマークである、三本足の八咫烏(やたがらす)がプリントされています。八咫烏には故事にならって「よくボールをゴールに導くように」との願いが込められており、実は2018年のユニフォームではこのデザインも新しくなりました。

 

日本ユニフォームのトリビア

公益財団法人日本サッカー協会のユニフォーム規定から、興味深いトリビアをご紹介します。

●ユニフォームのシャツは、審判が通常着用する黒と明確に判別できなければいけない
●シャツ、ショーツ、ソックスの前面と背面のカラーは同じでなければならない

上記の規定により、オーストラリア代表やレアルマドリードのような黒色系ユニフォームや、フロントとバックでカラーの違うデザインが、日本代表で採用されることはないようですね。なお、この規定はJリーグやなでしこリーグ、Fリーグには適用されません。

世界のユニフォームに目を向けてみよう

2018年の各国代表のユニフォームを調べてみると、赤と白、次いで黄色が多いことがわかります。国旗色と同じ色(ナショナルカラー:その国を表すとされる色)を伝統的に用いる国が多く、モチーフに国旗のデザインを取り入れているところも。たとえばクロアチア代表は、国章の市松模様をチームユニフォームのデザインに取り入れています。反対に、日本をはじめオーストラリアやドイツなど、国旗とは無関係の色を用いることが伝統になっている国もあります。

国旗と同じ色

・ロシア(スラブ3色と呼ばれる白・青・赤・青)
・エジプト(黒・赤・白)
・スペイン(赤・黄)
・フランス(トリコロールと呼ばれる青・白・赤)
・ベルギー(黒・黄・赤)
・イングランド(白・赤)など

国旗と異なる色

・オーストラリア(金・緑)
・ドイツ(白・緑)
・日本(青・白)など

 

まとめ

各国のお国柄が反映される、各国代表のユニフォーム。また、サイズ感やエンブレムの配置・柄などには、その時々のファッショントレンドもしっかりと取り入れられています。次回サッカーの国際試合を観戦する際は、ユニフォームの配色にも注目して、サッカーをもっと楽しんでみてくださいね。