栄光のその後は?スポーツ選手は引退した後、どうしているのか?


誰もが憧れるプロ野球やJリーグの選手、メダルを獲得したオリンピック選手など、第一線で活躍したスポーツ選手達は、生涯にわたって名誉ある人生が続くようなイメージを持ってしまいます。スポーツ選手は引退した後、どうしているのか?その実態を探ってみます。

成功者はほんの一握り?引退後のスポーツ選手たち

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Jリーグを引退した人気選手がその後テレビでタレント活動をし、あるいはサッカーの解説者となって活躍しているのを見かけます。プロ野球選手も、テレビでタレントとして活躍、あるいはコーチに就任後、指導経験を積んで満を持して監督に就任、名監督として名を馳せる例もあります。大相撲では引退後は自分の師匠の後を継いで部屋を持つ力士、相撲界からはすっかり足を洗い、ちゃんこ鍋店を開店し、事業家として成功したという力士の話も聞きます。オリンピックのメダリストで、政治家に転身したという人も1人2人ではありませんね。
しかし、実際に引退した選手の中で、そのように成功を手にするスポーツ選手はほんの一握りなのです。

プロ野球選手の場合①誰もが知っているスター選手のセカンドライフ

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それでは、野球選手のケースで見て行きましょう。
引退後、スター選手であれば、自分の球団に指導者として残れる可能性もあります。しかし、指導者やスカウトなどの球団のポストには数に限りがあり、狭き門となっています。
プロ野球選手のセカンドライフとしては、お馴染みの野球解説者がありますが、こちらもテレビでの野球実況が減っている中で各局ポストの奪い合いになっています。既に、先輩解説者も多くいる中で、解説者の仕事を持てるのは余程人気選手だった人でないと無理かもしれません。
スター選手と呼ばれるプロ野球選手の多くは、高校時代に甲子園などで活躍して高校を卒業、ドラフトで華々しく球界入りした選手たちです。若いうちから高額の契約金を手にして、一般人の感覚とはかけ離れた金銭感覚が身に付いてしまっていることもあります。お金のある所には、良からぬ人たちも集まってきます。そういう人たちにちやほやされるうちに、高額の報酬をいつの間にか使い果たしていたという例もあるようです。
また、毎年毎年、高額の年棒が入るのが当たり前で、入っただけ使う生活でも現役時代はなんとかなりました。しかし、もし貯蓄がほとんどないまま球界を引退した場合、明日からの生活に困るというのも現実の話です。それまでの生活レベルを落とすことはプライドも許さず難しく、入るものが少ないのに出るものを減らせないというケースもあります。
野球だけしか考えてこなかった生活で善悪を見分ける判断もできず、犯罪に手を染めてしまう、うまくいかないセカンドライフへの苦しさからアルコールや薬物などに溺れるというケースを皆さんも知っていると思います。そういう悲しい例はほんの一握りですが、そういう人生を歩まないためにも、選手時代にセカンドライフ教育をすることが大切です。

プロ野球選手の場合②若くして引退後はサラリーマンでこつこつと

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プロ野球選手としての栄光を勝ち得る前、怪我などで若くして引退を余儀なくされた選手の中には、サラリーマンとして心機一転こつこつ頑張っている選手もいます。先輩後輩の上下関係の厳しい運動部で長年鍛えられて来た精神的な強さは、気持ちの切り替えさえできればサラリーマンとして一から出直す時に強い力となります。栄光の頂点を知らないままに引退したことで、金銭感覚も一般人に近く、また年齢的にも若いので新しい生活の基盤を築きやすいようです。スター選手よりも堅実にささやかな幸せを得られるというのは皮肉な気もしますが、その姿は賞賛すべきことだと思います。

現役引退後に待っている長い人生をどう生きるか

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才能のあるアスリートだからこそ、若いうちから周囲の大人が適切なアドバイスをすることが大切です。プロの選手になる、オリンピック出場を目指すことは、生半可な気持ちではできません。目標に向かって努力しつづけている10代20代の若者に、引退後の生活についても考えさせるというのは正直難しいことです。しかし、高卒でプロに入るという選択肢の他に、大学まで行って教職などの資格を取ってからという道もあることを示すのも1つ。才能の開花は早い方がいいというのなら、大学卒業まで待つのは厳しい話ですが、あらゆる選択肢を示し、現役が終わった後の人生の方が長いのだということを伝えて、アスリートとして、また一社会人として立派であれと教えることが周囲の大人の役目かもしれません。

まとめ

スポーツ選手の引退後についてご紹介しました。アスリートとしての絶頂期を過ぎ、引退した選手たち。社会人としても立派であり、いつまでも子ども達の憧れであり続けてほしいですね。