狭き門と形容されるプロ野球の世界!実際にプロになれる確率は?


「プロ野球選手」といえば今も昔も「男の子が将来なりたい職業No.1」ですよね。たいていの中学・高校には野球部があり、プロ予備軍もたくさん。そんな大人気の中、実際にプロの野球選手になれるのは何割くらいなのでしょうか?

高校生、大学生、社会人…プロの野球選手になれる確率は?

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プロの野球選手になるためには、毎年10月頃に行われる「ドラフト会議」で球団から指名されることが必要です。
このドラフト会議で毎年120人近くのプロ野球選手が誕生します(育成選手含む)。

ドラフト会議の対象になるのは、高校や大学の野球部員のうち来年卒業見込みの生徒(つまり高校3年生と大学4年生)や、全国各地の独立リーグ、クラブチームの選手などです。これらの合計人数は、最新の2016年データによると約6万7700人になります。
(この数字はできるだけ公式のHPに掲載されている人数をもとに算出したものですが、人数が公開されていない一部のチームに関しては、仮に1チーム20人としています。)

この中からドラフト会議で指名され、選手となれる確率は「およそ0.18%」。つまり、1000人に1~2人という計算になります。やはり、おいそれとはなれない職業のようです。

次は高校野球にクローズアップして、全国の高校球児たちが高校生のうちにドラフト指名される確率について調べてみました。

甲子園で熱い戦いを繰り広げる高校球児たちがプロになれる確率は?

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高校の野球部といえば「甲子園」ですが、TVに映るあの高校球児たちの中からプロになれる確率は一体どのくらいなのでしょうか?今のところ最新である2015年度のデータを参考に考えてみました。

2015年に高校の野球部に所属していた高校3年生の人数は5万3443人。そのうち同年のドラフト会議で指名され、プロになった人数は39人。
つまり、高校野球部での活躍が認められ、高校卒業と同時にプロ野球選手になれる選手の確率は「およそ0.07%」つまり1000人に1人いるかいないかということになります。

これがどのくらいの狭き門なのか?
この0.07%とは、東大に現役合格する確率約0.04%(2015年度東大現役合格者2043人÷高校3年生にあたる18歳の総数55万1000人)とほぼ同じということになります!東大現役合格が学問のエリートなら、プロ野球選手になることもまさに「野球のエリート」というわけですね。

高校生が分かったら、次は大学生についても知りたくなりますね。そこで、大学の野球部からプロ野球の世界に入れる確率について調べてみました。

実力派ぞろいの大学野球部、その中からプロの世界に入れる確率とは?

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2015年に野球部に所属していた大学4年生は4697人、そのうち同年のドラフト会議で指名された人数は38人です。計算すると、大学の野球部からプロになれる確率はおよそ0.8%となります。100人に1人くらいはプロからお声がかかる計算になり、高校時代と比べると確率が約10倍も上がっています。

とはいえ、大学生のドラフト指名はほぼ即戦力として期待されているもの。大学の野球部ともなると、初めからプロを目指して入部する生徒も多くなり、部員全体のレベルもぐんと上がります。実力も体力もまだまだだけど将来性も込みで指名する高校時代とは事情が違うのです。
それゆえ単純に数値だけ比べて、大学に進んだ方が指名されやすい…などとは言えないところではあります。

まとめ

このように狭き門をくぐり抜けてプロ野球選手になれたラッキーボーイでも、そのうち約半数は数年で戦力外通告され、球界を去る結果となっています。無事解雇を逃れたとしても、その中で1軍でプレイし続け記録を残せる選手はほんの一握りです。
つまり、いつもTVで見ている1軍の選手たちのようになれる確率は、1000分の1どころか1万分の1くらいかもしれませんね。