今のアウトじゃないの?スポーツのライン判定をハッキリさせよう


スポーツ観戦中、アウトと思われた場面で「セーフ」と判定されて「あれ?」と思ったことはありませんか?ライン際の判定はスポーツごとに基準が違うので、混乱しますよね。そこで、メジャーなスポーツ5種のライン判定をすっきりまとめてみました。

ライン判定には2種類ある

Close up of sneakers near the tennis racquet and ball スポーツのライン判定には、大きく分けて2種類あります。

ボールが物理的にラインに触れたかどうかで判定するもの

ボールが地面に落ちてバウンドしたときに、ボールの表面がラインに触れているかどうかで判定をする方法です。つまり、ボールが地面に落ちるまでに選手がコートに戻せばインの判定になります。

上から見て、ボールの輪郭がラインを完全に超えたかどうかで判定するもの

ボールが下に落ちるのを待たず、ボール本体がラインを越えたらアウトと判定する方法です。

では、それぞれの判定方法に当てはまるのはどのスポーツなのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

ボールが物理的にラインに触れたかどうかで判定するスポーツ

2016720_28_3 テニス・バレーボール・バドミントン・バスケットボール。主なスポーツの中ではこの4つが、ボールの着地面がラインに触れたかどうかでジャッジするスポーツです。

テニス・バレーボール・バドミントン

ライン上はコート内と判定するので、ラインにボール(またはシャトルのコルク)が少しでも触れたらイン。

バスケットボール

ライン上はコート外と判定します。ボールがラインに触れたらアウト。 そしてこれら4種目のすべてに当てはまるのは、ボールがラインより外に出ても、地面に着くまではアウトにはならないことです。
テニス・バレーボール・バドミントンでは、ラインを越えたボールが着地する前に、選手がコート内に打ち返せば試合は続行されます。選手の体がラインを越えても関係ありません。

バスケットボールはちょっと違います。ラインを越えたボールをジャンプして取る場合はコート内で踏みきり、両足が着地する前にコート内に投げ返せばインになります。ボールを掴んだままの状態でラインを踏む、または踏み越えるとアウトです。

これらとは反対に、ボールがラインを越えたら地面に落ちるのを待たずにアウト判定が下されるスポーツもあります。次は、この判定方法が適用されているスポーツについてご説明します。

ラインをボールの輪郭が完全に超えたかどうかで判定するスポーツ

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サッカー

サッカーの場合は、ゴールラインまたはタッチラインの外側を垂直上に延ばした線を、ボール全体の輪郭が完全に越えたときにアウトになります。つまりボールが空中でラインの外側を超えた時点で、ボールが着地するのを待たずにアウトの判定が下されるのです。

また、シュートしたボールをゴールキーパーがキャッチした場面でもこの基準が適用されます。ボールをキャッチしたキーパーの体がどこにあっても、ボール自体がゴールラインの外側を完全に超えていなければ点は入らないのです。

このようにライン判定とはとても繊細なものなのですが、それゆえに少し面白いルールを採用しているスポーツがあるのでご紹介します。

知らなかった!ライン判定のちょっと面白いルール

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バドミントン

バドミントンでは、ラインぎわのジャッジを下す線審が、ちょうど「見え猿・聞こえ猿・言わ猿」の見え猿と同じような、「両手で目を覆って隠す」ポーズを取るときがあります。これは、なんらかの理由でシャトルがラインを割ったかどうかがよく見えなかったため「アウトかインか分からない」という意味のポーズなのです。

この見え猿ポーズは線審の合図のひとつとして、公認審判員規定で公式に認められています。分からないときには憶測やカンで判定するのではなく、「分からない」とありのままを申告することによって誤審を回避しているのですね。

まとめ

スポーツのライン判定は、試合の勝敗にかかわる重要なポイントです。しかしこれまでは、判定を下す審判も人間である以上、ある程度の誤審は避けられないものとされていました。
そこで最近では、審判の判定に不服がある場合は、選手の方からビデオ判定の要求ができるスポーツが増えてきました。これによって選手や観客みんなが納得できるライン判定が期待できそうですね。